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宮城県 梅雨らしくない6月が終わり いつも以上に梅雨らしい7月に

小杉浩史気象予報士 / ウェザーマップ所属
雨に濡れるアジサイ(去年6月30日 仙台市内にて著者撮影)

仙台は過去最も雨の少ない6月

東北南部の梅雨入りが発表されて3週間。ここ最近は宮城県でも梅雨らしい天気の日が多くなってきましたが、先月は雨の少ない1か月になっていました。

6月の降水量を平年と比較した図を見ると、全国的に緑色=平年以上に雨の降った所が多く、宮崎県のえびのでは1535.5ミリと、仙台で言えば1年分に匹敵するような量の雨が降りました。

6月の降水量平年比(気象庁ホームページより引用・加工)
6月の降水量平年比(気象庁ホームページより引用・加工)

ところが宮城県付近だけはオレンジ色=平年より雨が少なく、仙台の降水量はわずか43.5ミリ。統計開始以来、6月としては過去最も少ない雨量になりました。

これは、梅雨がないはずの北海道付近を低気圧が頻繁に通過しつつ、同時に本州南岸付近に梅雨前線が停滞し、宮城県がちょうど雨雲と雨雲の間に入ることが多かったためと思われます。

6月18日の天気図・雲画像(ウェザーマップ提供)
6月18日の天気図・雲画像(ウェザーマップ提供)

ただこの先はいつも以上に梅雨らしい天候の日が多くなりそうです。

7月は平年以上に梅雨らしい天候に

今、日本の南東の海上には太平洋高気圧があり、徐々に力が強まってきています。現時点ではまだ西に勢力を拡大しているだけなので沖縄しか梅雨明けは発表されていませんが、今後はこの太平洋高気圧が少しずつ北へと張り出す見込みです。

7月2日の衛星可視画像(ウェザーマップ提供に著者加工)
7月2日の衛星可視画像(ウェザーマップ提供に著者加工)

それによって梅雨前線が持ち上げられ、今は本州南に停滞しているものが日本海付近に停滞するようになる見込みです。

きょう気象庁が発表した1か月予報によると、日本海側や北日本の降水量は平年より多い予想で、宮城県においても平年以上に曇りや雨の日が多くなる可能性があります。

7月2日気象庁発表の1か月予報より降水量の予想(気象庁ホームページより)
7月2日気象庁発表の1か月予報より降水量の予想(気象庁ホームページより)

梅雨らしくなかった6月が終わり、7月はいつも以上に梅雨らしい1か月になりそうです。

気象予報士 / ウェザーマップ所属

東京都出身。大学卒業後、会社員やフリーターなどを経て、2012年に気象予報士を取得。2015年からミヤギテレビにて気象キャスターとして出演中。趣味はバイクに乗ること、目標は「宮城の天気と言えばこの人!」と言われること。南東北の北東から、天気の怖さと面白さをお伝えします。

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