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今夜は“冬”が戻る 宮城県西部の山沿いは久しぶりの本格的な雪に

小杉浩史気象予報士 / ウェザーマップ所属
あす明け方の天気分布の予想(提供:ウェザーマップ)

一晩限り“冬”が戻る

きょう3月13日は北日本に低気圧が近づいていて、この低気圧の後ろには強い寒気が控えています。

3月13日午後6時の衛星赤外画像(提供:ウェザーマップ)
3月13日午後6時の衛星赤外画像(提供:ウェザーマップ)

午後6時の衛星画像では、日本海に筋状の雪雲が見られます。それだけ強い寒気がある、ということを意味していて、この寒気が北日本に流れ込み始めています。

3月13日午後9時の雪の予想(提供:ウェザーマップ)
3月13日午後9時の雪の予想(提供:ウェザーマップ)

宮城県でも、西部の山沿いでは今夜は久しぶりに本格的な雪となりそうです。仙台管区気象台によると、西部の山沿いの多い所ではあすまでに20cm前後の雪が降る予想となっています。

今シーズンは早くに冬が終わった感がありましたが、今夜は一晩だけ冬が戻ります。あす朝は山沿いでは久しぶりに雪かきが必要となりそうです。

3月14日午前3時の雪の予想(提供:ウェザーマップ)
3月14日午前3時の雪の予想(提供:ウェザーマップ)

また平地にも一時的に雪雲が流れ込む見込みで、場所によっては1~2cm雪の積もる所もあるかもしれません。あす朝は路面の状況にご注意ください。

あすも強風に注意

あす日中はすぐに低気圧が抜けますが、それによって冬型の気圧配置になります。

3月14日午前9時の予想天気図(提供:ウェザーマップ)
3月14日午前9時の予想天気図(提供:ウェザーマップ)

宮城県内は瞬間的には25m/s前後の強い西風が吹く予想です。きょうと同じか、もう少し強く吹く所もありそうで、交通機関にも影響が出るかもしれません。

3月14日午前9時の風の予想(提供:ウェザーマップ)
3月14日午前9時の風の予想(提供:ウェザーマップ)

平地では、雪は降っても夜の間だけで、日中は晴れ間が広がりますが、あすにかけても強い風には注意・警戒をしてください。

気象予報士 / ウェザーマップ所属

東京都出身。大学卒業後、会社員やフリーターなどを経て、2012年に気象予報士を取得。2015年からミヤギテレビにて気象キャスターとして出演中。趣味はバイクに乗ること、目標は「宮城の天気と言えばこの人!」と言われること。南東北の北東から、天気の怖さと面白さをお伝えします。

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