1972年、横浜生まれ。大学卒業後にスペインのバルセロナに渡り、スポーツライターに。語学力を駆使して五輪、W杯を現地取材後、06年に帰国。競技者と心を通わすインタビューに定評がある。著書は20冊以上で『導かれし者』(角川文庫)『アンチ・ドロップアウト』(集英社)。『ラストシュート 絆を忘れない』(角川文庫)で小説家デビューし、2020年12月には『氷上のフェニックス』(角川文庫)を刊行。他にTBS『情熱大陸』テレビ東京『フットブレイン』TOKYO FM『Athelete Beat』『クロノス』NHK『スポーツ大陸』『サンデースポーツ』で特集企画、出演。「JFA100周年感謝表彰」を受賞。
記事一覧
- カタールW杯で森保ジャパンは守るか、攻めるか。コンサドーレ、イタリア、鎌田フランクフルトのヒント
森保ジャパンは「6月シリーズ」で二つの顔を見せたが、カタールでは博打的になるのではないか。コンサドーレ札幌、イタリアの戦いを検証し、W杯での戦いの形を探る。鎌田所属のフランクフルトは一つのヒントだ。
- 三笘薫が示した森保ジャパンの「奥の手」。南野、鎌田も適材適所の起用で強豪国も脅かす!
パラグアイ、ブラジルと戦った森保ジャパンは二つの顔を見せた。どちらも可能性と言えるだろう。ただ強豪国に勝つには、三笘、鎌田、南野ら攻撃陣の力を最大限に引き出す「奥の手」が必要になるはずだ。
- 森保ジャパンの「解答」。久保建英はカタールW杯で活躍できないのか?
パラグアイ戦は快勝は一つの「解答」かもしれない。鎌田や堂安の活躍が目立ったが、能動的なサッカーで恵まれた人材を生かせば、活路は広がる。久保もその一人だろう。ブラジル戦後、森保監督が出す答えとは――。
- ドイツ、スペインの代表メンバーに入れる日本人選手は何人?森保ジャパンの「勝ち筋」
6月の強化試合を戦うメンバーが発表された。カタールワールドカップで戦う強豪ドイツ、スペインと比べ、戦力としての実力差とは?その比較検証から、森保ジャパンの勝ち筋が見えてきた。
- 最強バルサの復活はあるか。デンベレはパリ移籍濃厚、一方で「寄生する」選手も。メッシの幻影を消すのは?
シャビ・バルサが来季に向け、補強に乗り出した。ただ、未だに「不良債権」のような選手の扱いに四苦八苦。デンベレの残留交渉も難航し、ハーランドの獲得も失敗した。メッシの幻影を振り払えるか?
- 森保監督のメンバー選考、「入れるべきだった」選手はいたか?鎌田大地という希望
カタールワールドカップに向け、6月に4試合を戦う日本代表メンバーが発表された。未だ逆風を受ける森保監督だが、そのメンバー選考も不満がくすぶる。ただ、真の課題は…。希望は代表復帰した鎌田大地だ。
- クリスティアーノ・ロナウドは王座を守れるのか?「彼の憧れは彼自身でした…」
クリスティアーノ・ロナウドは、衰えが囁かれる。今もゴール数は多いが、圧倒的ではなくなった。メッシ・ロナウド時代は終わりなのか?ただ、王の威厳は失っていない。最後の日まで、王であり続ける――。
- マンチェスターシティの参謀が語ったモドリッチ。マドリードをスペイン王者に導いた天才性とは?
レアル・マドリードの優勝の立役者は何人かいる。しかしモドリッチの天才性は特筆に値するだろう。サッカーを誰よりも心得ている。マンチェスター・シティの参謀、リージョもその才能を称賛していたことがあった。
- 森保ジャパンにはびこる不安、そこに通ずる日本サッカーの「強化」の実態とは?
日本人サッカー選手の欧州進出は止まらない。彼らは市場価値を高め続ける。一方、選手を査定する強化の担当者は、その進化に追いついているとは言えない。それは監督選定も同じく、森保ジャパンにも通じる不安で…。
- カタールW杯、森保ジャパンは強豪スペインといかに戦うべきか?
カタールW杯、日本はスペインと同組になった。第3戦でぶつかるが、正直、勝算は低い。しかし勝ち点0では厳しくなる。あえて勝ち筋があるとすれば…。「逃げない」ことかもしれない。
- グアルディオラ率いるシティとの決戦に挑むシメオネ・アトレティコ。彼らは何が特別なのか?
シメオネ監督率いるアトレティコは「終焉」を囁かれたが、見事に復活を遂げた。決して面白いサッカーではない。では、彼らは何が特別なのか?CLではマンUを撃破したが、シティとの決戦で勝つ目はあるとしたら…。
- トップストライカーの二つの素質とは?フェルナンド・トーレスが失ったモノと上田綺世の異能
日本サッカーは今もストライカーが足りない。育てられないポジションだからだが、スカウティングにおいてトップストライカーに求められる資質は確実にある。F・トーレスが失い、上田に備わる異能に注目した。
- カタールW杯に向け、ベトナム戦で露呈した森保ジャパンの限界。監督交代なく「監督」を迎える一計?
森保ジャパンは、カタールW杯本大会出場を決めた。しかし格下ベトナム戦で引き分け、改めて不安を増幅させている。森保監督の采配で、はたして世界と戦えるのか。その限界を突破する唯一の策とは?
- 批判を浴びる森保監督の代表選手選考。特定選手を好み、外しているのか?
森保ジャパンは、オーストラリア、ベトナムとW杯出場を懸けて戦うメンバーを発表した。クラブでの実績よりも序列を重視。森保監督らしさが出た選考は、またも批判を浴びているが…。
- ガラタサライに苦戦のシャビ・バルサで”要る選手、要らない選手”。メッシに居場所はあるか?
シャビ・バルサの状況は好転しつつある。しかしガラタサライ戦のように、ボタンの掛け違いで狂いは出る。そこで来季に向け、「要る選手、要らない選手」をポジションごとに検証した。メッシの居場所はあるか?
- 三笘、旗手、前田が次々に渡欧。Jリーグ日本人選手、欧州移籍の流れを止めるべきか?
Jリーグ日本人選手の欧州移籍の流れが加速している。今や50人以上が欧州でプレー。スコットランド、ベルギーでの活躍は目覚ましい。一方、Jリーグは地盤沈下気味とも言われ、欧州移籍の流れを止めるべきなのか?
- メッシは主役の座を降りたのか?PSGはマドリードに劇的勝利を収めたが…。バルサでの見果てぬ夢
メッシは主役の座を降りたのか?PSGがマドリードを終了間際の一撃で下したが、メッシは片鱗を見せるも精彩を欠いた。「バルサの選手過ぎる」とも言われるメッシは、「あえて脇役を演じている」ようにも映るが…。
- レアル・マドリードは無敵か?アンチェロッティ×(ベンゼマ+クルトワ)=Vの数式
アンチェロッティ監督が率いるマドリードは、メッシ、ネイマール、エムバペを擁するパリ・サンジェルマンとの決戦が近づいている。王者の風格を見せるが、綻びも見える。はたして、決戦の行方は?
- 森保ジャパンが「世界」で苦しむ理由。長友のプレーへの批判と称賛
森保ジャパン、サウジ戦の勝利は素晴らしかった。しかし世界標準では厳しい。岡田ジャパンと似た構造に時計を巻き戻すべきなのか。長友への評価の手のひら返しも不安でしかなく…。
- 森保ジャパンはなぜ叩かれるのか?代表監督に求められる「スクラップ」
中国戦は勝利を収めたが、熱気を欠いた。森保ジャパン、不人気の正体は何なのか?森保代表監督に求められる決断とは。ザッケローニ監督の失敗の轍を踏まないために、森保ジャパンは革新が急務だ。
- 五輪サッカーは必要か?東京五輪後、久保、ペドリなど故障者が多発
21世紀に入って、サッカーの大会、試合数は増え、マーケットが肥大化した。五輪サッカーなど、その意義が不明な大会の一つだろう。結果的に選手の体を蝕み、プレーの質を下げている。五輪サッカーは必要か?
- シャビ・バルサの2カ月。メッシが去ったクラブの復権はあるのか?
シャビ新監督が就任したバルサは、2カ月が経過した。すでにチャンピオンズリーグに敗退し、楽観視はできない。クラブは火の車だ。しかし、「バルサらしさの回帰へ」希望も見えてきた。
- 大久保嘉人、サッカー選手人生の完結。松田直樹も愛した「命がけの純粋さ」
日本を代表するストライカー、大久保嘉人がとうとうスパイクを脱いだ。彼を見つめてきて感じた変化と、変わらなかった本質とは。ピッチで人生を表現してきた男の物語の完結だ。
- 森保ジャパンの4-3-3が凡庸に見える理由。2022年のW杯イヤーの鍵は久保、三笘、田中碧?
2022年、森保ジャパンは1月21日、ウズベキスタン戦で始動し、国内組のみのメンバーも発表された。1月27日にはW杯出場を懸けた中国戦だ。W杯イヤー、森保ジャパンはどう戦うべきか?
- 2021年、J1リーグMVP、ベストイレブンを独自選考。「新人王」は香川、鎌田に続く代表10番候補
12月4日、J1リーグは全日程を終えた。2021年シーズンも、川崎フロンターレが連覇。どのチームも太刀打ちができないほどだった。リーグMVP、ベストイレブンを選ぶとすれば――。