ジャニーズ“最年少座長”記録、代表するスターばかり!

今年9月の福岡・博多座の上演作品が発表された。実は、博多座の9月の予定だけが空いていたのでずっと気になっていたのだ。「Endless SHOCK」も「滝沢歌舞伎」も今年は博多での公演がないと聞いていたので、一体何をするのか予想がつかなかった。

上演が発表された作品は「ジャニーズ・フューチャー・ワールド from 帝劇 to 博多」。主演に抜擢されたのは、ジャニーズJr.の人気グループ「Mr.KING」の平野紫耀(ひらの・しょう)くん(19)だった。

特別な響きがある

「僕が座長なんて思ってもみなかったのですが、ジャニーズ・ワールドの歴史を塗り替えたい」と意気込む平野くんは、すでに1つ歴史を変えた。それが、博多座の“史上最年少座長”。

ジャニーズの取材をしていると“史上初”“史上最多”というワードをよく耳にするが、その中でも“史上最年少”は、若い時しか得ることができないという意味でも、初々しさを持った特別な響きがある。

10代のジャニーズJr.が数え切れないほどいて(※一説には700人とも)、次から次へと次世代のスターが誕生するのだから、当然と言えば当然のことかもしれない。だが、これまで“史上最年少”の称号を与えられたタレントは、名前を聞けば納得のジャニーズを代表するスターばかりなのだ。

最初に耳にしたのは…

「KinKi Kids」のデビュー以来、私がジャニーズ取材を本格的に始めた頃から、最初に“最年少座長”という言葉を耳にしたのは2000年11月。帝国劇場で上演された「MILLENNIUM SHOCK」に主演したKinKi Kidsの堂本光一くんだ。当時21歳で帝劇の座長を務めた光一くんの「SHOCK」シリーズは、今やミュージカル単独主演公演数1位を独走している。

光一くんが打ち立てた帝国劇場での最年少記録はその後、「タッキー&翼」滝沢秀明くんに塗り替えられる。2004年1月に上演された「DREAM BOY」だ。ちなみにこの年の5月、同作の大阪・梅田コマ劇場(現・梅田芸術劇場)公演では1週間、タッキーに代わり、当時まだJr.だった「KAT-TUN」の亀梨和也くんが18歳で主役を務めた。

タッキーは数多くの“最年少”記録を持っていて、他に大阪・松竹座、東京・新橋演舞場でも最年少で座長を務めてきた。さらに、タッキーといえばNHKの大河ドラマ「義経」(2005年)に主演しているが、22歳での主演は、もちろん大河ドラマ単独主演の最年少記録となっている。

「DREAM BOY」は後に「DREAM BOYS」として、亀梨くん、「Kis-My-Ft2」玉森裕太くん、中山優馬くんら後輩たちに引き継がれ、今では帝劇の看板舞台の1つに数えられる作品に成長した。

また「滝沢演舞城」は「滝沢歌舞伎」と名前を変え、新橋演舞場の春の風物詩となっている。ただ記録を作るだけではなく、長く愛される作品に育てるのも、世代を超えてファンがいるジャニーズ作品ならではだろう。

想像もしていなかった

「JOHNNYS' World(ジャニーズ・ワールド)」(帝国劇場)は、2012年11月に「Hey!Say!JUMP」主演で初演を迎えた。以降、「A.B.C-Z」「Sexy Zone」が中心となり、Jr.を合わせて約100人もの出演者で、年末年始の帝劇に華を添えている。

新年には、カラフルな羽織袴に身を包んだメンバーたちが並び、餅つきが行われるのも恒例となってきた。今年の正月には、セクゾの佐藤勝利くん&中島健人くんと、A.B.C-Zに加え、Mr.KINGの平野くん、永瀬廉くん、高橋海人くんの3人も参加した。囲みでマイクを向けながら、これまでの歴史を振り返って「次はこの子たちが引き継ぐんだろうな」と考えていたことを思い出す。

でもまさか、平野くんの単独主演作品として博多座で上演されることになるとは想像もしていなかった。初めて関西Jr.のコンサートで平野くんを見たのは3年前の正月。整った顔立ちに屈託のない笑顔がキラキラしていて、クギヅケになったのをよく覚えている。

その後もコンサートなどで取材するたびに、彼のド天然なコメントに爆笑し、ハスキーボイスで歌う群を抜いた歌唱力に聞き惚れた。

ジャニー社長の世界観が表現

「ジャニーズ・ワールド」は、四季折々の美しい和の世界やジャニーズらしいアクロバットがふんだんに盛り込まれ、まさにジャニー喜多川社長の世界観を詰め込んだ作品と言える。その舞台を任されるということは、スターへの道を歩き始めたと言っても過言ではないだろう。

9月の博多座公演で、平野くんが座長として舞台の真ん中に立つ姿を今から楽しみにしていよう。