2016年参議院選挙の東海地区の選挙区の予想をしてみる。もともと民主王国といわれた愛知や三重も最近は自民党に議席をかなり奪われた。民進党にかつての勢いはない。野党の選挙協力が効果を発揮するかどうかがポイントだ。特に三重選挙区は1議席をめぐって互角の戦い。注目される。

愛知(4)

 ◎藤川政人(自民)現

 〇斎藤嘉隆(民進)現

 〇里見隆治(公明)

 ▽須山初美(共産)

 ▲伊藤孝恵(民進)

 ▼奥田香代(減税)

  井桁亮(日本のこころ)

  平山良平(社民)

  中根裕美(幸福)

 愛知選挙区は定数が3から4に増えた。公明党は里見氏を擁立し、かつて保有していた議席の奪還を試みる。自民党は公明党との選挙協力の視点からも現職の藤川氏に絞った。藤川氏と里見氏は安定した戦いになっている。民進党は2議席を狙って、2人の擁立を決めた。かつては民主党王国と言われたが現在はその勢いはない。2議席の確保は厳しいとみる。共産党の須山氏と民進党の伊藤氏が激しい戦いを繰り広げる。

静岡(2)

 ◎岩井茂樹(自民)現

 ◎平山佐知子(民進)

 ▲鈴木千佳(共産)

  江頭俊満(幸福)

 静岡選挙区は定数が2で自民党と民進党が分け合う構図。ほぼ無風状態だ。共産党の鈴木氏がどこまで迫ることができるか。

三重(1)

 ▽山本佐知子(自民)

 ▲芝博一(民進)現

  野原典子(幸福)

 超激戦区になっている。三重県はかつては民主王国と呼ばれた。岡田克也民進党代表の県でもあり、ぜひとも現有議席の確保をしたいところ。しかし前回の参議院選挙では、自民党新人であった吉川有美氏が、民主党の現職であった高橋千秋氏に5万票以上の差をつけて勝利している。三重県はサミットの会場にもなったが、この国際的イベントも基本的に政府主導で自民党のポイントとなっている。鈴木知事も自民党からの知事である。選挙予想では芝氏優勢とみるものもあるが、大接戦を山本氏が制すると予想。僅差の勝負になりそうだ。愛知選挙区で民進党が2人の候補者をたて、共産党候補者との争いにしていることも三重選挙区での微妙な不協和音に繋がりうる。

岐阜(1)

 ◎渡辺猛之(自民)現

 ▲小宮山幸治(民進)現

  加納有輝彦(幸福)

 岐阜選挙区の定数が2から1に減り、民進党現職の小宮山氏が厳しい状況におかれた。2議席あったときは、自民党と民主党で議席を分け合い、無風状態であった。1議席となるともともと自民保守の地盤である岐阜では、自民党候補者が有利な戦いになる。