民主党と維新の党の新党名案の一般公募~ネットでは新党名の大喜利

民主党と維新の党は合流することで一致しています。その新党名を3月4~6日に一般公募しました。約2万件の応募があり、民主党関係者は「『民主党』のままとする案が最も多かった」といいます。

何か意味のない行動のように思えます。ではどこが問題だったのか、考えてみましょう。

最大の問題は、新党がどのような方向性を持つから、その方向性を表す「名」を考えて欲しいと問いかけていないことです。私は、新党の名前は非常に重要だと思っています。商品名で売れ行きが大きく変わるのはよくあること。商品の中身がよければ売れる、というのは嘘。中身だけでなく中身をアピールする商品名は重要なポイントです。

今回の問題は中身はよくわからないままに、商品名、つまりこの場合は党名を募集したこと。どういう商品になるかは後のお楽しみ、まずは党名を、というのでは、いい案が出る確率は非常に低くなります。まずは大きな方向性を打ち出し、それをアピールできる党名の募集をすべきです。例えば、福祉を充実する新党、平和を守る新党、生活を守る新党、国民の政治参画を実現する新党、環境を守る新党、未来への政策提案・実現をする新党、労働者のための新党、などどれか2~3を選択してそれを表現する新党名を提案してください、がなければ意味があまりないのです。名前は重要ではない、中身だ、という人もいますが、それはちょっと違います。中身があって、それをアピールする名前が必要なのです。名前は重要です。

民主党と維新の党はそのプロセスをちょっと間違えました。また、一般公募とするよりも、私は党員に聞く、というのが今回のケースではいいと思っています。何のための党員か、党員はよくわからない状態でしょう。こういう時こそ、最大のサポーターに聞くことが、サポーターの活性化にも繋がるはずです。公募までして、結局、民主党というのでは期待感を上げることはまず出来ません。

ネットではすでに「一般公募」が始まっており、ほとんど大喜利状態です。「大喜利」感覚なら面白いけど、実際にはほとんど意味のない「公募」状態です。「よっ、座布団1枚」とはなるかもしれませんが、「よっ、新党に1票」とはならないものがほとんど。

JCASTニュース ワンクリック投票をしています。3月8日午前5時時点の結果を引用させてもらいます。

「改めてうかがいます。公募が始まった民主と維新の新党名、どんなものがいいと思いますか?」

新社会党  212票(2.6%)

民主社会党 126票(1.5%)

新民主党  135票(1.6%)

立憲民主党 211票(2.6%)

民新党   332票(4%)

日本野合の党 725票(8.8%)

もたれ合いの会 210票(2.6%)

烏合の衆  982票(12%)

てき党   919票(11.2%)

ブーメラン党 591票(7.2%)

何でも反対党 1064票(13%)

七転八党  288票(3.5%)

イオンの党 308票(3.8%)

まつのおかだ 372票(4.5%)

いまのままでよい。「民主党」で押し通すべき 485票(5.9%)

そのほか   354票(4.3%)

分からない、興味がない894票(10.9%)

まともな案も大喜利的案も混在していますが、今のところ最大の票をとっているのは大喜利案。1位は何でも反対党の1064票(13%)、2位は烏合の衆の982票(12%)、3位は、てき党の919票(11.2%)。

ネットではこの他にたくさんの大喜利的案が出されています。万年野党、再起不能党、七転八党、残党、反自民の仲間たち、寄せ集め党、解党、エアー新党、雑党、怒り新党、分裂秒読み党、優柔不断新党などなどです。ちょっとここで紹介するのも憚られるような名前もたくさんあります。

もっと問題は、このように話題になっているようで、ほとんど話題になっていないこと。今回の新党名の「公募」でさえ、提案されたのは2万以下。民主党の党員・サポーター数だけでも20万を超えています。ほとんどの国民は新党に興味がない状態ともいえます。ネットの2ちゃんねるで、「大喜利」として関心を持たれるだけでは本当に意味がありません。

新党の方向性を明らかにして、それを表すいい新党名が出せるかどうか。プロセスはなにかドタバタ感がありましたが、結果としていい名前が出ればいいのです。どのような新党名になるか、期待しています。