町議会議員選挙の公開討論会~東員町の公開討論会に500名の参加者

首長選や国会議員選挙では必ずと言っていいほど行われるようになった公開討論会。20年くらい前からリンカーン・フォーラムが始めました。私もほぼ始まりの頃からずっとこの公開討論会には関わってきました。最近は、日本青年会議所の皆さんが中心的に主催者になっていただけるようになりました。公開討論会が新たなステージに発展しています。

この公開討論会の課題の一つは、県議選、市議選、町会議員選など、多くの人が立候補(表明)をしている時の方法です。普通は首長選などでは、候補(予定者)の数は2~5名というところ。ですから公開討論会はスムーズにできます。しかし、県議選、市議選、町会議員選挙では非常に多くの人が立候補を表明します。20名以上となるのが普通です。ではどのようにしたらいいのか。議員が果たすべき役割はますます大きくなっています。選挙の前に、各候補(予定者)の町への思いや政策、政治への姿勢を語っていただくことは大切です。

1月30日に三重県東員町の町会議員選挙の公開討論会が開催されました。この東員町は名古屋市や桑名市のベッドタウンにもなっているのどかな田園都市です。都会にも近いのですが、山あり、川ありの大自然に囲まれています。非常に大きな潜在力を秘めた街と言えます。松本幸四郎氏のゆかりの地としても知られており、こども歌舞伎などの取り組みもあります。この東員町議員選挙に立候補を表明されている人の中でこの公開討論会に出席してくださったのが14名。かなりの数の人が出席してくださいました。出席してくださったのは、以下の人でした。門脇助雄さん、水谷喜和さん、中村ひとしさん、三宅こうぞうさん、南部たけしさん、のむら真弘さん、山崎まゆみさん、島田正彦さん、三林ひろしさん、近藤としひこさん、大崎じゅん子さん、片松まさひろさん、種村ひろゆきさん、大谷かつじさん、の14名です。そして会場には500名の町民の方々が集まってくださいました。東員町を良くしたいという町民のみなさんの熱い思いを感じることができました。

14名もパネリストがいますから、「討論」というわけにはいきません。しかし、町の展望や政策、若者の政治参画などの各テーマについて一人1~2分のスピーチをしていただきました。非常に聴き応えがあります。会場の町民の方も真剣に聞いていらっしゃいました。立候補(予定者)がどのような意見を持っているのか。これまでの選挙だけではよくわかりません。一堂に集まっていただき、意見や政策を聞くことは大切です。これを聞いた町民が一緒になってまちづくりをすることがさらに大切です。人数が多くてもやり方によってはこうした「討論会」の開催は可能です。ぜひとも全国で県議会、市議会、町議会、村議会の公開討論会も実現してほしいです。

こうした取り組みを地道に繰り返すことが民主主義の熟成に繋がります。今回の公開討論会は、町民の方が自主的に実行委員会を形成して、運営をされました。これも素晴らしいことです。住民が主体のまちづくりがさらに展開されることを期待します。