二つの世界都市ランキング~東京は1位と4位に堂々のランクイン

(写真:ロイター/アフロ)

世界の都市ランキングは気になりますね。ただこの「ランキング」は何に重点を置くかで、大きく順位が変わります。治安がよくても刺激のない都市もあれば、治安には問題が多少あっても、刺激的で楽しい都市もあります。国際性豊かな都市もあれば、民族文化が楽しめる都市もあります。便利な都市と緑豊かな都市のどちらがいいか、と聞かれたら、人によって答えは異なるでしょう。二つの都市ランキングがあります。

まず最初は、イギリスを拠点にするライフスタイル系雑誌「モノクル(Monocle)」のランキング。モノクルの場合は、安全性、治安、インフラ、教育、福祉などが重視されているようで、東京は堂々のランキングトップに躍り出ました。この他に福岡は12位、京都は14位にランクインしています。大阪や名古屋は安全性や治安では確かにあまり良さそうではありません。

このランキング上位の都市は、確かに住み心地良さそうです。ウィーン、ベルリン、メルボルン、シドニー、ストックホルム、バンクーバー、ヘルシンキ、ミュンヘン、チューリッヒ、コペンハーゲンなどすべてイメージもいい都市です。

「モノクル(Monocle)」のランキング 2015年

1位 東京

2位  ウィーン

3位 ベルリン

4位 メルボルン

5位 シドニー

6位 ストックホルム

7位 バンクーバー

8位 ヘルシンキ

9位 ミュンヘン

10位 チューリッヒ

11位 コペンハーゲン

12位 福岡

13位 シンガポール

14位 京都

15位 パリ

16位 マドリード

17位 オークランド

18位 リスボン

19位 香港

20位 アムステルダム

次のランキングは、森記念財団都市戦略研究所が2008年以降、毎年行っているものです。特定分野に偏らず、あらゆる分野の視点からランキングが制作され、大きく分けて6分野「経済」、「研究・開発」、「文化・交流」、「居住」、「環境」、「交通・アクセス」から構成されているものです。

この世界の都市総合ランキングではが、東京が4位にランクイン。首位はロンドンで2012年以降首位を堅持しています。2位はニューヨーク、3位はパリと続きます。このランキングでは国際的な交通の便の良さなども重要で、大都市が有利になっている感があります。

アジアも大都市を抱えており、4位の東京、5位のシンガポール、6位のソウル、7位の香港と上位に食い込んでいます。ただ、中国の都市はランキングを落としており、上海は17位、北京も18位となっています。経済が低迷しつつあることと、環境汚染なども影響しているのでしょう。

森記念財団都市戦略研究所 世界都市ランキング2015年

1位 ロンドン

2位  ニューヨーク

3位 パリ

4位 東京

5位 シンガポール

6位 ソウル

7位 香港

8位 ベルリン

9位 アムステルダム

10位 ウィーン

11位 フランクフルト

12位 シドニー

13位 チューリヒ

14位 ロサンゼルス

15位 ストックホルム

16位 トロント

17位 上海

18位 北京

19位 コペンハーゲン

20位 バンクーバー

21位以下のアジア都市……

24位 大阪/32位 台北/33位 バンコク/34位 クアラルンプール/35位 福岡/39位 ムンバイ

この二つのランキングは相当に順位が異なります。その中で東京が1位と4位にランキングされているのは都市力の底力を感じさせます。大都市の快適さ・便利さと住みやすさ・安全性を兼ね備えている都市ということですね。後は、ウィーンやベルリン、シンガポール、香港などもどちらのランキングでも上位にいます。福岡も日本の都市の中ではなかなか健闘しています。