がんばれ、葛西紀明選手~オリンピックでメダルと感動を!

 2月7日に開幕するソチ冬季五輪の日本選手団主将に、ノルディックスキー・ジャンプの葛西紀明選手(土屋ホーム)がなると報道されています。実に41歳。素晴らしい精進の賜物です。スポーツのリーダーであり続けるには相当な練習が必要とされます。もうすでに素晴らしい成績をあげてきた葛西選手ですから、モーティベーションを強く持ち続けるのは大変なことと思います。それでもなお練習を重ね、ここまできたことは、中年男性のスーパースター的存在です。

 ワールドカップでの優勝は実に16回。日本人選手では最高回数になります。しかし、持っていないのはオリンピックの金メダル。リレハンメルオリンピックでは団体ラージヒルで銀メダルを獲得しています。オリンピックで銀メダルの獲得となれば、素晴らしいことですが、それでも彼は満足してこなかったのでしょう。

 リレハンメルオリンピックの雪辱を果たすのが長野オリンピック。日本は原田選手の涙で感動の金メダルを獲得するのですが、そのチームに葛西選手の名前はありません。岡部孝信選手、斉藤浩哉選手、原田雅彦選手、船木和喜選手がチームを組み、葛西選手は、12月に左足首を捻挫したこともあり、団体からははずれています。金メダルへの思いが彼をここまで続けさせた要因の一つでしょう。

 最近のスポーツ科学の発展もスポーツ選手の選手寿命を延ばしている要因でもあります。合理的な練習方法は、「根性」を中心にした日本の練習方法を大きく変えています。より負担が少なく、効果が上がる方法の模索によってスポーツ選手の選手寿命は大きく延びています。まだ現役でバリバリのドラゴンズの山本昌投手は実に48歳です。女子テニスのクルム伊達公子選手は、衝撃のカムバックを果たし、今、43歳で現役です。サッカー界のレジェンドといえる三浦知良選手は46歳で現役のプロ選手です。

 プロ選手、競技選手の選手寿命も確実に延びていますし、一般の人がスポーツを楽しむ最終年齢も平均では上がっていると思います。日本が高齢化していく中で、常にスポーツとともにある生き方を選択する人が増えています。

 葛西選手の快挙は多くの人に勇気を与えてくれます。ソチオリンピックでは、プレッシャを楽しむ年齢なのかもしれません。滑ってくれるだけでも嬉しいですが、あわよくばメダル、さらにあわよくば金メダルを期待したいです。普通であれば、ソチで引退なのでしょうが、無理なお願いとしてはさらに平昌オリンピックでも勇姿をみたいですね。