ビジネス環境の現状2014の発表~日本はランクを下げて27位

 世界銀行は、年次報告書「ビジネス環境の現状(Doing Business)2014」を発表しました。それによるとシンガポールと香港がビジネスに最良な場所として挙げられています。確かにこの二つの小国は、大国を相手に世界の貿易で存在感を示しています。

 トップ10は以下のようになっています。

1位シンガポール

2位香港

3位ニュージーランド

4位米国

5位デンマーク

6位マレーシア

7位韓国

8位グルジア

9位ノルウェー

10位英国

 この中で注目されるのはマレーシア。マレーシアは法人登記や建設許可申請などに関する手続きの緩和に伴い、前年報告の12位から6位に躍進したとされています。確かにマレーシアは今、世界から注目される経済発展をしつつあります。シンガポールに引っ張られる形で、急速に発展しています。マレーシア・ジョホールバルのイスカンダル計画もあり、さらに成長が見込めます。シンガポール的なビジネスのしやすさが兼ね備えられるなら素晴らしい展開となりそうです。韓国もがんばっていますね。イギリスは7位から10位に後退しています。

 日本は24位からさらに順位を落として、27位になっています。日本でのビジネスは排他的な部分もあり、やりにくい点もかなりあるようです。国際的な環境がまだまだ整っていないというところでしょう。

 注目されるのはやはり中国。中国は順位を5つ下げて、96位にランクインしています。確かに中国では海外の企業にとっては極めて煩雑で複雑な手続きの問題とともに、賄賂などやりにくい点も多くあります。世界の工場として中国は急速な発展をしてきましたが、「やはり中国でのビジネスは難しい」と中国を離れる企業も増えています。ビジネス環境の改善は、中国の今後の発展に不可欠なものです。

 インドも非常に低いランキングです。ランクを2つ落として、134位。かなり後ろの方になります。インドもビジネスにおける書類の煩雑さでは悪評高いものがあります。さらに経済成長をするには、こうしたビジネス環境の改善は必要です。インフラの整備もしなければなりません。逆に言えば、こうしたインフラや環境が整えば、インドは大化けする国なのです。

 ワースト5位は以下の通りです。

185位コンゴ共和国

186位南スーダン

187位リビア

188位中央アフリカ

189位チャド

 アフリカの国が続きますね。治安やモラルなど、ビジネスをするのに根本的な壁があります。ただアフリカも徐々に経済発展の兆しがみえています。ビジネス環境も5年もするとかなり改善される可能性はあります。

 日本もどれだけ、ビジネス環境を整えることができるか。日本村に閉じこもっていては、今の閉塞感を打ち破ることはできないでしょう。