さあ、今日は参議院選挙の投開票日。投票に行き、日本を変える第一歩を踏み出そう!

 さあ、今日は参議院選挙の投開票日です。参議院は6年任期ですから非常に重要な6年を決める選挙となります。

 しかし、かつての高揚感はありません。思えば、この失われた20年は、政治改革の20年、そして政治改革の失敗の20年であったといえます。

 バブル経済真っただ中の1989年に海部内閣は誕生し、日本経済の勢いとともに長期政権となります。しかし、バブル経済の破たんとともに、その後を引き継いだ宮沢内閣は自民党政権からの政権移譲を許します。1993年に誕生したのが細川内閣。日本新党、日本社会党、新生党、公明党、新党さきがけなどが連立政権を組みます。まともに生き残っているのは公明党くらいです。ただ、この頃は、バブル経済の破たんにもかかわらず、何か日本が変わるのではないかという期待がありました。細川護煕氏の経歴もそれまでの自民党政権下の首相のものとは異質で、新生日本の息吹を感じました。しかし、連立政権はあくまで連立政権。結局、内部での調和がとれず、あっという間に崩壊します。

 細川内閣を引き継いだ羽田内閣を変えたのは、自民党と社会党との驚くべき連立政権でした。社会党は戦後、自民党政権下の最大野党として活動してきた政党。安全保障においても、経済政策においても、全く異なる政策を持つと思われた自民党と社会党が連立政権を組むというウルトラCが実現しました。しかも首相は社会党側からの村山富一氏。社会党が自民党の政策のほとんどを飲むという形で、村山政権ができたのです。どういう方向かはよくわからなくても、何かが変わっていると感じたものです。

 自民党と組んだ社会党はその後、分裂・離脱をへて、社民党となります。その後は一貫して衰退の途をたどりました。

 息を吹き返した自民党は、その後、橋本内閣、小渕内閣、森内閣と続きます。しかし、バブル経済の破たんから日本経済は立ち直れず、政治改革の夢から覚めた国民は自民党政権への批判をまた強めていきます。ここで登場したのが、小泉純一郎氏でした。国民からの圧倒的な支持を得て、総裁選を勝ち抜き、小泉旋風を引き起こしました。ちょうど金融バブルと重なり、貧富の差は広がるものの日本にも束の間の好景気が訪れていました。劇場型と言われた独特のメディア戦略もあり、小泉政権はずっと高い支持率を維持し、長期政権となりました。このころから選挙のスタイルは大きく変わりました。多少は政治も変わったと思います。しかし、国民を巻き込んだ政治とはかけ離れた政治であることには変わりなく、小泉政権の後は、自民党は厳しい批判を受けることとなります。

 安倍内閣、福田内閣、麻生内閣とほぼ1年ごとに内閣は変わります。国民の政治不信が高まり、自民党政権はついに幕を閉じ、民主党政権が誕生します。短期の細川内閣があるものの、本格的な政権交代として、大きな期待がありました。しかし、鳩山内閣、菅内閣、野田内閣のいずれも一気に支持率が落ち、結局、民主党政権は3年ちょっとで終わります。

 その後は自民党の安倍内閣となっています。

 このようにみると、この20年間の日本の政治は、大きな期待とさらに大きな失望とが交互にやってきた20年と言えることがわかります。政治改革が大きな課題でありながら、本格的な政治改革はほとんど進まない。日本の体質は変わらない。世界が動いている中で、日本は政治改革ごっこのレベルから脱することができず、取り残されてしまったといえます。

 これだけ裏切られると、選挙を前にしても確かに高揚感はありません。しかしこのままでは日本は再生しません。国民が主体となる政治を作ること。新たな日本を作ることが必要です。

 変な高揚感がないことが逆にいいのかもしれません。落ち着いて、根本から日本の社会を変える。そうした再スタートが切れるような選挙になってほしいと思います。さあ、今から投票に行きます。まずは投票、そして明日からは政治家まかせにしない政治の実現のための活動です。