参議院選挙、投票率の予想~53~54%前後か

 参議院選挙が近づき、投票率も気になります。投票率は高ければいいというものではありません。投票の質も重要だと考えています。私のブログも参考にしていただけると幸いです。http://blog.livedoor.jp/cdim/archives/52328119.html

 といいながらも、やはり投票率は高くあってほしいと願うのも確か。またこの投票率が実際の選挙結果にも大きな影響を与えるということもあります。

 重要な割には盛り上がっていないといわれる今回の参議院選挙。どのくらいの投票率になるのでしょうか。

 まず過去の参議院選挙の投票率をみてみましょう。

昭和61年 71.36%

平成元年 65.02%

平成 4年 50.72%

平成 7年 44.52%

平成10年 58.84%

平成13年 56.44%

平成16年 56.57%

平成19年 58.64%

平成22年 57.92%

 昭和61年には70%を超える投票率があったのですが、これが一気に44%台にまで急下降します。自民党の長期政権に対する失望感やバブル経済がはじけてた後の虚脱感もあったのでしょう。それが平成10年以降、56~59%に上がり、安定しています。小泉旋風もありましたし、民主党が台頭し、政治が変わるかもしれないという期待感があった時期です。また最近は期日前投票が取り入れられ、これは投票率に大きなプラスの影響を与えました。

 こうした要因が44.52%から再び投票率が向上することにつながったのでしょう。

 まず、今回の投票率をうらなうにおいて、期日前投票がどのくらい上がるかもポイントの一つとなります。最近の国政選挙では期日前投票は、投票率換算で10~14%となっています。徐々に上がっていますが、そろそろ頭打ちになりそうです。おそらく前回の参議院選挙と比較すると投票率換算で1%のアップを見込むくらいが適当でしょう。

 この過去5回の参議院選挙での投票率は安定しているように見えますが、期日前投票などの効果を差し引くとやや低下していると考えるのが適当です。今回の期日前投票による効果はこれまでよりも低いと考えると、全体として投票率は落ち気味になります。

 また、この数回の選挙は政権交代にかかわるものでしたが、今回の選挙はすでに自民党が政権を奪取していますからそうした緊張感はありません。となると、私は5ポイント位は下がるとみるのが適当だと考えています。

 私は53~54%の投票率に落ち着くのではないかと予想します。

 ただ期日前投票は若干ながら増えます。最近は組織的な動きがある部分が増加の要因になっています。組織票を持っているところが、絶対にメンバーが投票に行くようにするために呼びかけていることもあり、期日前投票が重要になっているのです。浮動票層よりも組織票層が重要うになっています。

 このように考えると、今回の参議院選挙では投票率はやや落ち、期日前投票はやや増え、浮動票層よりも組織票層が重要になると考えていいでしょう。公明党や共産党には有利な展開です。維新やみんなには不利な展開となるのではないかと思います。民主党にとっては、労働組合という組織があるので有利なように想えますが、政権を奪取されてから組織に覇気がなくなっています。組織的な戦いになかなかならないのではないかと思います。有利にも不利にもならない、という感じでしょうか。