公開討論会の挑戦~日本青年会議所とリンカーン・フォーラムのコラボレーション

松阪市長選公開討論会

日本で最初に公開討論会が実施されたのは1996年の京都市長選の時でした。当時公開討論会は「公職選挙法に抵触する」などと言われ、開催も大変に難しいものでした。1998年の参議院選挙の時に一気に全国的に展開されるようになりますが、この頃はまだ公開討論会への馴染みも薄く、立候補表明者の中には出席を拒む人も多く見られ開催に辿りつけない事も多くありました。

21世紀に入ると公開討論会は次第に社会的に認知され、公開討論会支援NGOリンカーン・フォーラムはこうした動きをコーディネートして全国的な運動となります。各地で公開討論会が開催され、新聞・テレビなどでも大きく取り上げられるようになります。さらに2003年からは公益社団法人日本青年会議所が公開討論会を支援するようになり、この公開討論会の流れは一気に加速されます。各地青年会議所はマニフェスト型公開討論会を推進し公開討論会に新たな展開が始まりました。

日本全国に青年会議所があり、「修練」「奉仕」「友情」の三つの信条のもと、よりよい社会づくりをめざし、ボランティアや行政改革等の社会的課題に積極的に取り組んでいます。青年会議所とリンカーン・フォーラムは最近は協働しながら、選挙前の公開討論会だけでなく、そののちのまちづくり討論会なども進めていこうとしています。「地域から日本の元気を取り戻そう!そのためには住民の政治参画が必要」と主張し、実践活動を行っています。まさに挑戦する青年会議所となっています。

日本で公開討論会が開催されてから17年、公益社団法人日本青年会議所が公開討論会を支援するようになってから10年が経ちました。既に公開討論会の開催回数は2200回を超えています。

先日、日本青年会議所の公開討論会担当員会である「日本の未来選択委員会」の新委員長や副委員長らと今年の公開討論会の展開について情報交換をしました。日本が変革の時である今こそ、住民が主体となったまちづくりを進めていこうと話はもりあがりました。新たな日本は、住民の参画によって切り拓かられます。

おりしも、1月9日には松阪市にて松阪青年会議所主催の「松阪市長選公開討論会」が開催されました。会場には250名の市民の方がかけつけ、市長選立候補表明者の討論に耳を傾けました。私はコーディネータを務めました。このような公開討論会は今年は、参議院選挙の年でもあり、全国で繰り広げられます。公開討論会に行き、一緒になって、自分のまちと日本の将来を考える機会にしていただければと思います。