2013年は激動の年~日本の未来をかけた戦いの年になります

安倍晋三首相は年頭所感を発表しました。注目すべきは、経済政策です。経済再生に関して、新年早々に経済財政諮問会議を再始動し(1)大胆な金融政策(2)機動的な財政政策(3)民間投資を喚起する成長戦略―の「三本の矢」で経済を向上させると主張しています。

日本政府は、この20年間で、巨額の累積赤字を積み重ねました。国が破たんしてもおかしくないレベルです。1990年のバブル経済崩壊後、日本の国家は借金に借金を積み重ねて、これまでの福祉レベルを保ってきました。しかしそれも限界。支出を極度に削減して、財政悪化を防ぐか、ダイナミックな経済政策で、経済を上向きにさせ、税収の増加によって、危機を乗り切るか。いずれにしても、中途半端では、展望が見えないレベルになっています。安倍内閣は、明らかに後者を選択しようとしています。非常に大きなリスクがあります。また、給料が下がりながら、インフレが進むという短期的な副作用もあります。そのリスクと副作用を前提としても、安倍内閣は大胆な挑戦をしようというのです。

私は、思い切って本気で日本がこの挑戦をするのであれば、ありうる選択肢であると考えています。今、日本政府が抱えている累積赤字は巨額です。この問題を解決するには、経済の浮揚は欠かせません。そのためには、安倍首相が年頭所感で主張したようなダイナミックな金融政策が必要だと考えています。この政策のリスクと問題点を指摘する識者は少なくありません。私も、日本の財政状況がまともであるなら、こうしたリスクの高い選択をすべきでないと、思います。しかし、今の状況を見る限り、思い切った政策が必要なのです。

ポイントは、この政策から本当にどれだけ経済成長にむけた資本投資が「民」のレベルで行われるかどうか。冷え込む経済環境の中での心理的な要素も多分にあります。幸いに安倍内閣になってから、株価は上昇の基調であり、方向性としてはいい形ができつつあります。この傾向を2年間続けて、実体としての日本経済を上向きにさせることができるかどうかです。日本人の誇りを取り戻す過程と重なり合うことが求められます。

新年は激動の年になると思います。社会がどんどんと動く年になるはずです。この激動の時代に、日本は再浮上のチャンスをものにすることができるのか。日本の未来をかけた戦いの年になると思います。私にとっても、多くの日本人にとっても、これからの展望をうらなう大きな節目となりそうです。ただひたすらに頑張り、日本の新たな夢と希望を展開する年としたいですね。