英国を中心に欧州各国の社会・経済・政治事情を執筆。最新刊は中公新書ラクレ「英国公文書の世界史 -一次資料の宝石箱」。本のフェイスブック・ページは:https://www.facebook.com/eikokukobunsho/ 連載「英国メディアを読み解く」(「英国ニュースダイジェスト」)、「欧州事情」(「メディア展望」)、「最新メディア事情」(「GALAC])ほか多数。著書『フィナンシャル・タイムズの実力』(洋泉社)、『英国メディア史』(中央公論新社)、『日本人が知らないウィキリークス』(洋泉社)、共訳書『チャーチル・ファクター』(プレジデント社)。
記事一覧
- 欧州で国境を超えた調査報道 監視ソフト「ペガサス」の実態暴露に最優秀賞
欧州では国境を超える調査報道を支援する仕組みがある。ウクライナ戦争が影を落とす中、年次会議の様子を伝えたい。
- 富豪や大企業が起こす「スラップ訴訟」 言論の自由萎縮を懸念し、英政府が撲滅を模索
「大手企業あるいは新興財閥が脅しをかけてくることが予想されると、報道に二の足を踏む」とガーディアン紙の担当者は語る。
- 英BBC開局から100年 環境激変で、受信料制度の行方は?
メディア環境が激変している。BBCは視聴世帯から徴収する受信料制度をいつまで維持できるのか
- 【ウクライナ侵攻】武力攻撃の背景 英元国防相「私たちはウクライナを見捨ててきたのだ」
ロンドンで開催されたイベントで、ファロン元英国防相は「私たちはウクライナの期待を裏切ってきた。見捨てたのだ」と発言した。
- 【ウクライナ侵攻】ロシアの政府寄りメディアは封鎖されるべきか? ポーランドのメディア会議で
ポーランド北部グダニスクで開催された「自由な欧州メディア(フリー・ヨーロピアン・メディア)」会議の様子を伝えたい。
- 【ウクライナ侵攻】ポーランド・グダニスクを訪ねる 200万人強の避難民を支える国
200万人を超えるウクライナからの避難民を受け入れたポーランド。北部グダニスクを訪れてみた。
- プレミアリーグ、チェルシーのオーナー、アブラモビッチ氏が英政府の制裁対象に
英政府は、サッカーのプレミアリーグのチェルシーを所有するロシア人富豪ロマン・アブラモビッチ氏ほかを新たな制裁対象として発表した
- ロシアで情報統制 欧米メディアへのアクセス遮断、BBCはジャーナリストらを引き上げ
ロシアの情報統制が強化されている。侵攻を「戦争」と呼べば禁錮刑になる可能性があり、BBCはジャーナリストらをロシアから引き上げることにした。
- ウクライナになぜ国連平和維持軍が派遣されないのか? 基本を調べてみると
平和維持ミッションの創設と定義を行うのは通常、国連安全保障理事会。平和維持軍の派遣には常任理事国すべての賛成票が必要だ。派遣されても、果たして何を達成できるのか。
- ウクライナから200万人以上が国外へ 東欧諸国が受け皿に「要塞化欧州」が急激に変化(数字更新)
ロシアによるウクライナへの武力侵攻以降、欧州の難民受け入れ姿勢は劇的に変わった。昨年のベラルーシとポーランド国境付近の様子と今を比較する。
- 英語メディアはウクライナの首都をKievではなくKyivと綴る 前者はロシア語の発音に基づく
ウクライナの首都「Київ」の英語表記を「Kiev」から「Kyiv」に変えることが正式に認められたのは1995年だった。
- 英国民が怒る官邸パーティー疑惑、発端や今後は…知っておきたい基礎知識5選
官邸パーティー疑惑とは何か、なぜ国民は怒るのか、今後のシナリオは?
- 欧州メディアの経営活性化プログラム 35社が生き残りのためのスキルを探す
メディア環境が激変する中、報道機関はどのように対応していくべきか。欧州メディアの試みを紹介。
- 英国で殺害犯行当時14歳の少年が実名報道された 一体なぜ?
英国で14歳の少年が12歳の友人少年を殺害するという痛ましい事件があった。なぜ裁判所は被告少年の実名報道を許したのか
- 9・11テロと表現の自由 イスラム教預言者の描写で揺れ続ける欧州
9・11テロ後、欧州の表現の自由への影響は多大だった。今を読み解くために、何が起きたかをたどってみた
- 英国から見た小室眞子さんの結婚 ヘンリー王子夫妻と比較してみると
結婚後、米国に移住したヘンリー英王子とメーガン妃。昨年末から米国に住む、小室夫妻との比較を英メディアで拾ってみた。
- 仏聖職者による大規模な性的虐待調査 「組織的隠ぺい」は大人が大人をかばう行為
10月、フランスで聖職者による大規模な性的虐待事件の調査報告書が発表された。世界各地でも児童に対する同様の虐待が報告されている。
- 英国で読む バルファキスが書いた『もう一つの世界』
ギリシャの元財務相バルファキスが書いた小説とは
- 英国で、戦没者追悼記念 ウェストミンスター大聖堂の敷地に置かれたケシの造花と十字架
戦没者追悼記念日(リメンバランス・デー)」に、ウェストミンスター大聖堂の特別展示に行ってみた。
- アフガニスタンでタリバン復権 ー英上院報告書の分析を読む
アフガニスタンの国内情勢と今後について、今年1月、英上院の委員会は大きな警告を発していた。その中身とは。
- 【テロとの戦争から20年】歴史の記憶 ーベトナム戦争、湾岸戦争、9.11からアフガン、イラクへ
米国、欧州、中東での豊富な取材経験を持つ、ジャーナリスト・元朝日新聞東京本社編集局長の外岡秀俊氏にZoomで話を聞いた。
- 【テロとの戦争から20年】欧州とイスラム教徒 なぜ衝突するのかを考える
9・11テロと欧州に住むイスラム教徒(ムスリム)の関係について、同志社大学グローバル・スタディーズ研究科の内藤正典教授に聞いた。
- 【テロとの戦争から20年】フランスの視点 テロ事件を追う
『テロリストの誕生 イスラム過激派テロの虚像と実像』(草思社)を上梓した、朝日新聞ヨーロッパ総局長国末憲人氏に9・11テロとフランスの視点について聞いた。
- 【欧州ジャーナリズム】マルタの記者殺害、「政府に責任」ーオランダの衝撃、ベラルーシの粛清
マルタの記者殺害、「政府に責任」ーオランダの衝撃、ベラルーシの粛清。これが現実です。
- 【テロとの戦争から20年】在米ジャーナリストの視点 「9.11テロの前に戻ってしまった」
毎年、追悼式典を取材している在米ジャーナリスト、津山恵子さんに話を聞いた。