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最新PV早くも300万再生超え、情報解禁に世界が注目のアニメ「チェンソーマン」とは

小新井涼アニメウォッチャー
(提供:イメージマート)

現在「少年ジャンプ+」にて連載中の藤本タツキ氏による漫画「チェンソーマン」。

この秋から放送となる本作アニメの情報解禁生特番が先週末金曜日に配信され、大きな反響が起きました。

遂にキャスト解禁されたキャラクター達が軒並みSNSのトレンドを賑わせ、同じく解禁された最新PVは週末3日間ですでに300万回再生超え、公式アカウントでツイートされたPVも、既に940万回以上表示されています。(共に8月7日時点)

本作に集まる期待や反響は、一体どのようなものだったのでしょうか。

■「チェンソーマン」とは

「週刊少年ジャンプ」にて第一部が連載され、続く第二部からは「少年ジャンプ+」にて現在連載中の、藤本タツキ氏による漫画「チェンソーマン」。

“悪魔”が存在し日々残忍な事件を起こす近代的な社会を舞台に、“チェンソーの悪魔”と共に“デビルハンター”をする借金まみれの主人公が、とある事件をきっかけに世界を揺るがす悪魔達との戦いに身を投じることとなっていくダークヒーロー漫画です。

少年誌の連載漫画へのイメージが塗り替えられるような容赦のない描写や展開、世界観などが多くの読者に突き刺さり、アニメ化決定前から既に漫画好きの間で話題となっていた本作。

満を持してのアニメ化も「ドロヘドロ」や「呪術廻戦」を手掛けたMAPPA制作ということで、昨年6月に公開されたティザーPVは既に1400万回以上再生されるなど、大いに期待が集まっています。

■“本気”への大きな反響と期待

そんな本作アニメの情報解禁生特番にてまず話題となったのは、やはりメインキャストの解禁。

特にこだわり抜いて選ばれたという主人公役には、本作で初めてアニメのメインキャストを務める人物が大抜擢されたということで、(もちろんそれも大事な要素ではある)人気や知名度に関係なく、キャラクターが出す音のイメージを最優先で選ばれたであろうキャスティングに、制作陣の本気を感じた作品ファンからも大きな反響が起きていました。

ティザーPVで既に高まりきっていた期待を更に上回るような最新PVも、ただ美しいだけでなく、本作の特徴でもあるショッキングな描写が和らげられることなく描かれており、同じく制作陣の本気が感じられる映像に放送への期待が益々高まるものとなっていました。

■世界からの注目

そうした期待や反響の声は日本国内に止まらず、海外にまで及んでいます。

PVや生特番へのコメント、公式ツイートへの反響をみるだけでも、海外からの反応の多さが窺えることでしょう。

世界中で時差無く最新作が楽しめる今となっては珍しくないことに思えるかもしれませんが、実は本作は、アニメ化決定以前からアメリカのAdult graphic novelsの売上ランキングで月間トップ20に食い込み、アニメ化決定以降もランキング常連作として登場するなど、アニメ放送前にもかかわらず既に海外での人気の高さが窺える作品でした。

更に本作アニメを手掛けるMAPPAも、「呪術廻戦」や「進撃の巨人」The Final Seasonをはじめとする世界的な人気作を手掛け、世界各地のファンからも度々“#ThankYouMAPPA”のハッシュタグと共に称賛を受けている人気スタジオ。

元々人気の原作を同じく人気のスタジオが手掛けるとあって、海外からの注目度もかなり大きいものとなっているのです。

アニメ放送前の段階で、既に世界中からこれだけの期待と注目を集めている本作。

2019年以降「鬼滅の刃」や「呪術廻戦」、「SPY×FAMILY」と、同じ「週刊少年ジャンプ」「少年ジャンプ+」のヒット作が続く中、同様に大きな話題を集めることが期待されています。

ただ一点、上記の作品達と異なりどうなるか想像がつかないのが、本作の作品視聴層の広がりです。

前述の通りショッキングな描写も多く、またそれが魅力のひとつでもある本作は、メインの視聴層が上記作品群と比べるとある程度ピンポイントとなっていくことも予想されます。

また、(既に菓子コンビニとのコラボは行われてはいますが)上記作品群のように、アニメファンだけでなく“小さい子供からその家族まで”をターゲットとした食品や店舗とのタイアップが行われていくのかどうかも、作品の世界観を考えると、全く予想がつきません。

原作に裏打ちされた刺激的な物語が魅力たっぷりに映像化されるとあって注目度も高い本作ですが、実際に放送された後にどのように盛り上がり、その熱はどんな視聴層にまで広がっていくのか。

予測のできない話題の広がり方も込みで、注目の秋アニメとなっていきそうです。

※2022年8月8日17:49 タイトル「越え」→「超え」他、表記修正

アニメウォッチャー

北海道大学大学院国際広報メディア・観光学院博士課程在籍。 KDエンタテインメント所属。 毎週約100本以上(再放送、配信含む)の全アニメを視聴し、全番組の感想をブログに掲載する活動を約5年前から継続しつつ、学術的な観点からアニメについて考察、研究している。 まんたんウェブやアニメ誌などでコラム連載や番組コメンテーターとして出演する傍ら、アニメ情報の監修で番組制作にも参加し、アニメビジネスのプランナーとしても活動中。

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