今夜完結「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の余韻と共に:週末にオススメの”時を超える”アニメ3選

(写真:GYRO PHOTOGRAPHY/アフロイメージマート)

「金曜ロードSHOW!」の視聴者リクエスト企画として3週連続放送されてきた「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズも、いよいよ本日のPART3で完結です。

視聴が楽しみな一方で、SNSを交えた毎週の盛り上がりもこれで終わりかと思うと、お祭りの後のような寂しさも感じてしまいます。

そんな、放送後のちょっとした寂しさを紛らわすには、試しに他の様々な”時を超える”物語に手を出してみるというのもひとつの手かもしれません。

小説や映画、ドラマや舞台と、数多のジャンルで描かれている”時を超える”物語。

今回はその中から、週末にたっぷり時間をつかって一気見も可能なテレビアニメを3タイトルご紹介します。

◆「STEINS;GATE」

時間跳躍幅:★☆☆

本作は、2010年の秋葉原を舞台に、大学生の主人公が偶然”タイムマシン”を作り出し、過去への干渉を繰り返すうちにその発明がもたらす様々な因果に巻き込まれながらも、訪れる悲劇を回避すべく運命に立ち向かう、SF科学アドベンチャーです。

タイムマシンや”ジョン・タイター”といった時間跳躍系作品にはお馴染みのSF要素に加え、作中で描かれる今は無き”旧ラジオ会館”の姿やガラケー、当時のネットスラングといった10年前の懐かしい秋葉原の姿には、みているこちらまでタイムリープしているかのような気分も味わえます。

世紀の大発明への高揚感から突き落とされるかのように見えてくる世界の真実と、絡まった糸を解くかのようにもどかしくも確実に収束していく緻密な物語からは、目が離せなくなること間違いなしです。

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◆「僕だけがいない街」

時間跳躍幅:★★☆

再上映(リバイバル)という、”悪い事態”の直前まで時が巻き戻り、原因が取り除かれるまでその時間が繰り返されるという特殊能力を持つ主人公が、18年前、かつて自分が小学生だった時に起きた連続誘拐殺人事件を回避すべく、事件の真相に迫っていくサスペンスです。

タイムマシンのようなガジェットは登場せず、かつタイムトラベルとも違って、29歳の主人公が現在の自我を保ったまま18年前の自分=小学生の姿に戻り事件解決のために奮闘する姿は、”時を超える”物語としてもサスペンスとしても新鮮で、どちらのジャンルが好きな人でも楽しめます。

2006年(平成18年)と1988年(昭和63年)との時間往復や、主な舞台となる北海道苫小牧市の風景など、移り変わるそれぞれのシーンの描写の緻密さに没入すればするほど、視聴しながら時間的・物理的跳躍感も味わえる作品です。

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◆「タイムトラベル少女~マリ・ワカと8人の科学者たち~」

時間跳躍幅:★★★

3年前に失踪した科学者の父親から託されたペンダントをトリガーに、主人公の少女が19世紀以前の科学者達の時代へタイムスリップを繰り返しながら、発明を巡る様々なドラマを過去と現代で繰り広げていく、SFアドベンチャー作品です。

”エデュケーションとアニメーションを組み合わせた面白くって為になる新ジャンルアニメ”と銘打たれた本作では、科学史家・板倉聖宣氏の『磁石と電気の発明発見物語』を原典に本格的な科学要素がアニメで分かりやすく描かれており、子供達はもちろん、大人までしっかり楽しめます。

現代に戻れるのかといったスリルやタイムパラドックスへのハラハラよりは、過去の偉人たちがいる時代や彼らの発明を知ることへのワクワクに比重がおかれているので、時間跳躍の純粋なアドベンチャー要素を味わえるのも特徴です。

本格的とはいえお勉強アニメの堅苦しさはなく、発明家たちの世紀の瞬間や、主人公とその父親を中心とした人間関係も魅力的に描かれており、肩の力を抜いて楽しめます。

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◆週末のお供に”時を超える”物語を

同じ時を超える物語でも、”デロリアン”のようなガジェットを必要とするものもあれば、時間の跳躍方法も跳躍する時間のふり幅も作品によって様々です。

劇場版アニメにまで広げれば、有名な「時をかける少女」をはじめ、「君の名は。」にもその要素は含まれていますし、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」と同様に、公開・放送後時間が経った今でも根強い人気を持つ作品も沢山あります。

名作映画の余韻と共に”時を超える”物語への興味と渇望が残る今こそ、そうした様々な作品へと食指を伸ばしてみるいい機会なのではないでしょうか。