ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平が、7月28日(日本時間29日)に行われたコロラド・ロッキーズ戦で今季37号となる3点本塁打を放った。

 シーズン37本塁打は、アメリカ大陸以外で生まれた選手としては最多記録となる。

 これまでの記録は、ドイツで生まれ育ったマックス・ケプラー(ミネソタ・ツインズ)が2019年に打った36本塁打。ケプラーの母親はアメリカ人で父親はポーランド人。両親ともにプロのバレリーナで、ケプラーは幼少のときには野球以外にサッカーとテニスもプレー。サッカーはヘルタ・ベルリンの下部組織に所属して、チームメイトにはアメリカ代表のメンバーでもあるジョン・アンソニー・ブルックスがいる。テニスの腕前も一流で、7歳のときにシュテフィ・グラフ・テニス財団から奨学金を提示されたこともある。

2019年に36本塁打を放って、アメリカ大陸以外で生まれた選手として年間最多本塁打記録を持っていたドイツ生まれのマックス・ケプラー(写真:三尾圭)
2019年に36本塁打を放って、アメリカ大陸以外で生まれた選手として年間最多本塁打記録を持っていたドイツ生まれのマックス・ケプラー(写真:三尾圭)

アメリカ国外生まれの年間最多本塁打記録は66ホーマー

 松井秀喜が持っていた日本人メジャーリーガー&アジア生まれ最多の31本塁打、そしてケプラーのアメリカ大陸以外生まれの年間最多本塁打記録を塗り替えた大谷が、次にクリアすべき記録はアメリカ国外生まれの年間最多本塁打記録。

 だが、次なる壁はとても高く、超えるのはとても難しい。

アメリカ国外生まれの選手による年間本塁打トップ10

1位:サミー・ソーサ 66本(カブス、1998年、ドミニカ共和国)

2位:サミー・ソーサ 64本(カブス、2001年、ドミニカ共和国)

3位:サミー・ソーサ 63本(カブス、1999年、ドミニカ共和国)

4位タイ:ホセ・バティスタ 54本(ブルージェイズ、2010年、ドミニカ共和国)

4位タイ:デビッド・オルティズ 54本(レッドソックス、2006年、ドミニカ共和国)

6位:アンドリュー・ジョーンズ 51本(ブレーブス、2005年、キュラソー)

7位:サミー・ソーサ 50本(カブス、2000年、ドミニカ共和国)

8位タイ:エウヘニオ・スアレス 49本(レッズ、2019年、ベネズエラ)

8位タイ:アルバート・プホルス 49本(カージナルス、2006年、ドミニカ共和国)

8位タイ:サミー・ソーサ 49本(カブス、2002年、ドミニカ共和国)

8位タイ:ラリー・ウォーカー 49本(ロッキーズ、1997年、カナダ)

 アメリカ国外生まれの選手による年間本塁打記録は、サミー・ソーサがトップ3独占を含む5つも占めている。

 ソーサと同じドミニカ共和国出身のホセ・バティスタ、デビッド・オルティズ、アルバート・プホルスもトップ10入りを果たしており、ドミニカの選手が8つも占有している。

 ドミニカ以外でも、キュラソー生まれのアンドリュー・ジョーンズ、ベネズエラ生まれのエウへニオ・スアレスと、カリブ海諸国出身の選手ばかりで、カリブ海諸国以外からはカナダ出身のラリー・ウォーカーが唯一ランクインした。

 大谷はこのランキングでどこまで上っていけるのだろうか?