30代での現役復帰に挑む元ブリリアンのコージとNFLチアリーダーが対談

30代でアメフトのフィールドへの現役復帰に挑戦するコージ・トクダと曽我小百合

 新型コロナウイルスは多くの人々から平穏な生活を奪い、職を失ったり、環境が大きく変化したりする人も多い。

 人は新たな環境に足を踏み出すときに恐怖心を抱くし、長いブランクからの復帰に躊躇する。とくに年齢を重ねると、齢を言い訳にして挑戦に尻込みしてしまう。

 『ブルゾンちえみ with B』のメンバーとしてブルゾンちえみの後ろで鍛え上げられた肉体美を披露してきた『ブリリアン』のコージは、今年の春に人生をリセットする決意をした。

 4年間活動してきたコンビ、『ブリリアン』を解散して、コージ・トクダとしてタレントとして活動していくことを発表しただけでなく、10年間も離れていたアメリカンフットボールの選手として32歳での現役復帰を宣言した。

法政大学時代の盟友、栗原嵩と一緒にみらいふ福岡SUNSへ入団するコージ・トクダ(右)(写真:本人提供)
法政大学時代の盟友、栗原嵩と一緒にみらいふ福岡SUNSへ入団するコージ・トクダ(右)(写真:本人提供)

 

 今季、30代でアメリカンフットボール界に復帰するのはコージ・トクダだけではない。

 曽我小百合は膝前十字靭帯断裂、難病の潰瘍性大腸炎といくつもの困難に打ち勝ち、34歳でNFLチアリーダーになるという夢を叶えた。

 NFLのテネシー・タイタンズのチアリーダーとして2年間活動して、2018年シーズンを最後に日米で20年間に渡るチアリーダー人生にピリオドを打って引退を表明した。

 「完全燃焼した」と感じて引退したはずだったが、実際に引退してみると、チアリーダーとしてまだまだやり残していたことがあることに気づき、現役復帰を決意。この春に再渡米して、NFLに再挑戦している。

 外からみると、一見、無謀にも思える30代アスリートの現役復帰。その道の険しさは当の本人たちが誰よりも理解しており、厳しさを知った上で挑戦の道を選んだ。

 コロナ禍による外出自粛でジムや屋外でのトレーニングも制限され、練習環境も制限される中、文句をこぼすことなく自宅での自主トレーニングで現役復帰に向けた身体作りに励んでいる。

 これまでの人生で多くの人から応援されて、力を得てきたコージと曽我は、30代での現役復帰という挑戦で、一人でも多くの人たちに少しでも勇気を与え、新しい一歩を踏み出すために背中を押せたらと願っている。

 東京とアメリカ。遠く離れた場所で復帰に向けての準備を進める2人をオンラインで繋いで、現役復帰にかける意気込みを聞いた。

コージ・トクダ:1987年生まれ、大阪府出身。ワタナベエンターテインメント所属。高校からアメリカンフットボールを始め、法政大学では1年生のときに大学日本一を経験。4年生では主将に選ばれ、チームを甲子園ボウル(大学日本一決定戦)に導いた。在学4年間で関東リーグ戦では無敗。大学卒業後はアメフトから引退。ワタナベコメディスクールを経て、ダイキとの『ブリリアン』として芸人デビューし、『ブルゾンちえみ with B』として注目を浴びる。2020年2月にアメフトの現役復帰を宣言後、3月にはブリリアンの解散とソロでのタレント活動継続を発表。アメフト選手としてはXリーグのみらいふ福岡SUNS所属。「スポーツを気軽に楽しむ」をコンセプトにしたオンラインサロン『Hedgehogs』ではスポーツの試合観戦など魅力的な企画が盛りだくさん用意されている。

(写真:本人提供)
(写真:本人提供)

曽我小百合:1982年生まれ、東京都出身。MJ Management所属。高校からアメリカンフットボール部所属のチアリーダーとして活動して、大学卒業後は日産スカイライナーズ、富士通フロンティアレッツとXリーグで10年間、チアリーダーとして活躍。2017年に単身渡米して、NFLテネシー・タイタンズのオーディションに合格して、念願のNFLチアリーダーになる夢を叶える。NFLチアリーダーとして2年間の活動を終えて引退したが、今春に渡米してNFLチアリーダー復帰を目指す。

(三尾圭撮影)
(三尾圭撮影)

取材協力:ワタナベエンターテインメント

動画編集:KATSUYA YAMAMOTO