今月上旬に開催されたレッスルマニア36でホスト役を務め、WWE24/7チャンピオンにも輝いた元NFL選手のロブ・グロンコウスキーが、NFLに復帰することが明らかになった。

 NFLの2010年代の「オール・ディケイド・チーム」にも選ばれたグロンコウスキーは、2010年から18年シーズンまで9シーズンをニューイングランド・ペイトリオッツでプレー。

 プロボウル(オールスター戦)に5回、オールプロのファーストチームにも4度選ばれたNFLを代表するタイトエンドで、ペイトリオッツの3度のスーパーボウル制覇にも大きく貢献。2016年シーズン開幕前にはNFLのベスト100選手RANKINGで9位に選ばれ、現役最後のシーズンとなった2018年も15位にランクインした。

 2013年シーズン中には前十字靭帯と内側側副靭帯を断裂。2016年シーズンにはスポーツ・ヘルニアで腰を手術。他にもハムストリングスや鼠径部を痛めたり、脳震盪を起こしたりして、NFLで9年間プレーしたグロンコウスキーは満身創痍の状態で29歳にして引退を発表。

 「アメフトをプレーすることに疲れてしまった。身体の調子は悪くはなく、アメフトをプレーできるけど、精神面がついていかない。アメフトをプレーする気力が湧いてこないんだ」と引退の本当の理由は、身体がボロボロなためではなく、精神面にあると説明していた。

 1シーズン、アメフトを離れて、プロレスなど好きなことをしてリフレッシュでき、グロンコウスキーの精神状態も上向きになり、再びアメフトのフィールドに戻る気力も湧いてきたのだろう。

 4月21日(日本時間22日)にペイトリオッツはグロンコウスキーに今年のドラフト7巡目指名権を付けてタンパベイ・バッカニアーズへトレード。バッカニアーズのドラフト4巡目指名権を手にした。

 ESPNの報道によると、グロンコウスキーの身体検査も終わり、トレードはオフィシャルに完了した。

 グロンコウスキーはFOXスポーツのジェイ・グレーザー記者に電話して、「I'm baaaaaackkkkkk!」とのメッセージを留守番電話に残した。

 その後、「俺は復帰する。やる気が戻ってくれば、フィールドの戻ると言い続けてきたが、やる気が出てきた。準備は整った」とのメッセージを携帯電話に送った。

 バッカニアーズはペイトリオッツ時代の相棒だったトム・ブレイディがこのオフに移籍したチーム。ペイトリオッツで3度優勝したブレイディ&グロンコウスキーのホットラインで、今度はバッカニアーズで優勝を狙う。

 また、バッカニアーズの本拠地「レイモンド・ジェームズ・スタジアム」は今年のレッスルマニアの舞台となるはずだった球場。無観客イベントとなったので開催場所もオーランドのWWEパフォーマンス・センターへ変更となってしまったが、レッスルマニアで大暴れできなかった鬱憤を、NFLの試合で晴らしてくれるだろう。