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ゴルフ界とNFLが夢の最強タッグを結成!タイガー、ミケルソン、ブレイディ、ペイトンがゴルフで対決

三尾圭スポーツフォトジャーナリスト
夢の最強タッグを結成するタイガー、ペイトン、ブレイディ、ミケルソン(三尾圭撮影)

 新型コロナウィルスの影響により中断、延期してしまったスポーツ界。最大のイベントであるオリンピックも1年延期となり、各スポーツリーグもシーズン再開、開幕の見通しが立たないでいる。

 アメリカ国内では4月中のスポーツイベント、シーズン再開は無理との見通しが強く、まだ暫くはスポーツのない生活が続きそうだ。

 そんな状況の中、ゴルフ界とNFLのスーパースターがタッグを組んで、新型コロナウィルス対策の資金集めを目的としたチャリティー・ゴルフマッチを企画していることが判明した。

 CNBCのジャバリ・ヤング記者によると、アメリカ・ゴルフ界の2大巨頭、タイガー・ウッズとフィル・ミケルソンに、NFLからトム・ブレイディとペイトン・マニングが加わり、ミケルソン&ブレイディ組対タイガー&ペイトン組のチャリティー・ゴルフマッチが企画されているそうだ。

 計画によるとチャリティーマッチは5月に予定されており、アメリカではコロナ騒動以降初のメジャー・スポーツイベントとなる。

 ウッズとミケルソンは2018年11月に「THE MATCH」と銘打たれた1対1の勝負で対戦。賞金900万ドル(約10億円)を賭けて18ホールの戦いに挑み、18ホールでは決着がつかずに22ホールの熱戦を展開。22ホール目に勝利したミケルソンが賞金約10億円を手にした。

 ラウンド中の2人はマイクを装着。マッチを視聴したファンは2人のやり取りを聞きながらゴルフ観戦を楽しんだ。

 今回のチャリティーマッチは「THE MATCH II」として企画したものだが、前回の反省からタイガーとフィルの再戦よりもパートナーを加えた方が盛り上がるとして、スポーツ界からパートナーを探して、ブレイディとペイトンに白羽の矢が立った。

 ブレイディは毎年2月にサンフランシスコ近郊のペブルビーチで開催されるプロアマ・トーナメントの常連で、ハンディキャップ8の腕前を誇る。以前にはスポーツキャスターのジム・ナンツと組んで、第41代大統領のジョージ・H・W・ブッシュ(パパブッシュ)と第42代大統領のビル・クリントン組に6ホールの勝負で、5-1と圧勝したこともある。

 ペイトンのハンディキャップは4.0で、マスターズが開催されるオーガスタ・ナショナルを77で回った実力の持ち主。

 まだ現役のNFL選手であるブレイディは「(現役を引退して)ここ数年は練習をたくさんしているペイトンの方がゴルフは上手い」と今年2月にツイートしている。

 チャリティーマッチは「THE MATCH」同様に無観客で行われ、イベントを企画しているワーナー・メディア社系列のテレビ局(TNTが有力候補)で放映される予定。新型コロナウィルス感染予防のために中継スタッフも限定され、ゴルファーたちは約2メートルの「社会的距離」を空けながらプレーする。

 ミケルソンはファンからの質問に答える形で、この企画が進行中だと認めている。

スポーツフォトジャーナリスト

東京都港区六本木出身。写真家と記者の二刀流として、オリンピック、NFLスーパーボウル、NFLプロボウル、NBAファイナル、NBAオールスター、MLBワールドシリーズ、MLBオールスター、NHLスタンリーカップ・ファイナル、NHLオールスター、WBC決勝戦、UFC、ストライクフォース、WWEレッスルマニア、全米オープンゴルフ、全米競泳などを取材。全米中を飛び回り、MLBは全30球団本拠地制覇、NBAは29球団、NFLも24球団の本拠地を訪れた。Sportsshooter、全米野球写真家協会、全米バスケットボール記者協会、全米スポーツメディア協会会員、米国大手写真通信社契約フォトグラファー。

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