米大統領選予想を的中させた統計サイトは、明日のレンジャーズ・ダルビッシュの先発試合をどう予想したか。

(写真:USA TODAY Sports/アフロ)

メジャーリーグは6日にア・リーグ地区シリーズが開幕した。第1戦、ア・リーグ勝率1位のレンジャーズは、ブルージェイズに10ー1で敗れた。

レンジャーズは負けられない第2戦のマウンドをダルビッシュに託す。

2008年と2012年のに米大統領選の予想を独自の方法で的中させた「ファイブサーティエイト」という統計サイトがある。

このサイトでは、メジャーリーグをはじめとする各スポーツも統計的手法で分析し、その勝敗予想を掲載している。

この統計サイトを立ち上げたネイト・シルバーは、メジャーリーガーの将来の成績を予想するシステムを作った人物。大統領選を的中させて注目されるようになったが、スポーツ予想こそネイト・シルバーの原点だとも言えるだろう。

さて、このファイブサーティーエイトはダルビッシュが先発する予定の地区シリーズ第2戦をどのように予想しているのか。

ダルビッシュが先発する第2戦のレンジャーズの勝利確率54%、ブルージェイズの勝利確率は46%である。

ファイブサーティエイトでは、1871年からの試合のデータを集め、先発投手、得失点差、移動、休養日がチームの勝敗にどの程度の影響を与えるかを分析するシステムを作った。

このシステムを使って試合やワールドシリーズ優勝確率を予想している。まず、シーズンの初めに全球団に持ち点1500ポイントを与え、1試合ごとに勝ったチームにはポイントを加点し、負けたチームには減点する。加減するポイント数は、得失点差によって変化する。また、このシステムの予想に反して勝利した時ほど、大きなポイント数が加算される仕組みだ。

これに先発投手のポイントの調整値、移動、休養、本拠地のポイントを加えて、どちらのチームの勝利確率が高いかを計算する。

先発投手の評価は登板試合ごとに以下の数式で算出。

47.4 + 1.5*outs + strikeouts- 2*walks- 2*hits- 3*runs - 4*homeruns

この合計を登板数で割ったものを各投手のポイントとして使っている。このポイントから試合への影響を導き出したものが調整ポイント数だ。

7日のレンジャーズーブルージェイズは

レンジャーズのポイント1510 

ダルビッシュの調整点   42 

本拠地アドバンテージ   24 

合計         1576

ブルージェイズのポイント1551 

先発・ハップの調整点     6 

本拠地アドバンテージ     0 

合計          1557

と分析している。

 チームのポイント数はブルージェイズの方が高いが、先発投手のダルビッシュの調整点数が、ブルージェイズのハップを大幅に上回っていることで、レンジャーズがやや有利という予想になっている。

 ちなみに、ファイブサーティエイトが予想するワールドシリーズ優勝チームはカブスで、確率は25%。続いてレッドソックスで18%、ブルージェイズが15%、ドジャースが14%。レンジャーズのワールドシリーズ確率は5%である。

ファイブサーティエイトが現在のシステムをつかって勝敗予想をするようになったのは昨年のポストシーズンからだ。

1年前の10月5日、レギュラーシーズン終了時にワールドシリーズ優勝予想を発表した。このときはブルージェイズ19%、カージナルス13%、ロイヤルズ13%、ドジャース12%としていた。

実際にはワールドシリーズのカードは、ロイヤルズ-メッツで、ロイヤルズが世界一になった。ワールドシリーズ優勝確率が2番目に高かったロイヤルズだったが、1位のブルージェイズは、ア・リーグ優勝決定シリーズで敗退しており、ファイブサーティエイトは「的中」させられなかった。

何が起こるか分からない短期決戦。大統領選予想で一躍有名になったファイブサーティエイトは、メジャーリーグ予想を当てることはできるのか。