台風の災害から身を守る

水害での避難の心得

台風が相次いで日本に接近・上陸しています。台風が接近した時に発生する「洪水」「土砂災害」「暴風」「高潮」などの災害から身を守る方法をまとめました。

日本付近の2つの台風(22日12時現在)
日本付近の2つの台風(22日12時現在)

内水氾濫や河川氾濫から身を守る

台風による水害は、短時間に強い雨が降って起きる内水氾濫と、大きな河川が溢れて起きる河川氾濫の両方が起きます。地下室や地下街からは離れ、気になっても用水路や川に近づかないようにしましょう。河川の様子は自治体などがインターネットでライブカメラや、河川の水位をリアルタイムで公開しているところもあります。

暴風で物が飛んで来る状況や、道路が冠水してからの避難は大変危険ですので、ハザードマップで浸水想定区域にお住まいの方は、早めに安全な高台に避難しておきましょう。特に暗くなってからの避難は危険です。

避難の心得(内水氾濫編)

避難の心得(河川洪水編)

土砂災害から身を守る

14時現在、関東甲信や静岡県静岡県にかけての各地に土砂災害警戒情報が発表されています。がけ崩れ、土石流、地すべりなどの土砂災害は、そのスピードとパワーが凄まじいため、災害が起きてから避難しようとしても、間に合いません。前兆現象として、斜面から物音がする、何かが落ちてくる、水が浸みだすなどが言われますが、この現象があったときはいつ土砂災害が起きてもおかしくなく、このような状況より前に避難してください。不安を感じたら避難勧告などがなくても早めに土砂災害危険箇所から外に出るようにしましょう。

土砂災害危険箇所と土砂災害警戒区域
土砂災害危険箇所と土砂災害警戒区域

土砂災害の多くは「土砂災害危険箇所(土石流危険渓流、急傾斜地崩壊箇所、地すべり危険箇所)」や「土砂災害警戒区域・土砂災害特別警戒区域」と呼ばれる予め危険性が指摘された場所で発生しています。この2つには法律上の違いはありますが、どちらの場所でも土砂災害への危険が高い場所ですので、今回のように大雨になったらすぐに避難するなど、他の地区より注意が必要です。土砂災害は建物の中にいても危険です。土砂災害の犠牲者の多くは屋内で被災しています。暴風や大雨で屋外への避難が困難な場合は、建物の斜面とは反対側の2階以上の部屋へ移動してください。

避難の心得(土砂災害編)

暴風から身を守る

台風9号は中心付近の最大風速は35m/s(13時現在)で暴風域を伴っています。14時現在、静岡県から宮城県の広い範囲に暴風警報が発表されています。暴風が吹くと、飛ばされたものに当たって怪我をしたり、転倒して怪我をすることがあります。また、飛ばされたものがあたって窓ガラスが割れ室内にいても危険です。

対策としては「外に出ない」「飛ばされそうなものは風が弱いうちに室内に入れる」「窓ガラスが割れても飛び散らないようテープを貼ったりカーテンを閉める」頑丈な室内に留まるようにしましょう。

高潮から身を守る

高潮は台風による気圧の低下や風によって海の海面が普段より上昇して、陸地の中に押し寄せてくる現象です。大潮の満潮の時間と台風の接近が重なった時などに大きな災害が起きています。高潮の力は強く、冠水してからの避難は危険ですので海沿いの低い土地では高潮警報・注意報が発表された時は、高台や頑丈な建物の2階以上に避難するようにしましょう。

※22日14時15分に宮城県の一部に高潮警報が発表されました。

宮城県の警報注意報