週末にかけて沖縄から東海は広く大雨に

台風27号は沖縄付近を進む間は動きが遅く影響が長引く見込みです。

台風の渦(気象レーダー画像)
台風の渦(気象レーダー画像)

24日17時現在、南大東島の西約130kmを北北東にゆっくりと進んでいて、気象レーダーでの雨雲の分布を見ると台風の渦がはっきりと写っています。中心気圧は965hPa、中心付近の最大風速は35m/sと「強い」台風です。台風が接近している南大東島では、16:43に37.1m/sの最大瞬間風速を観測しました。明日の未明にかけて暴風に警戒が必要です。

台風27号の進路予想図(24日16時現在)
台風27号の進路予想図(24日16時現在)

台風はこのあと、進路を東に変えながら次第に速度を上げていきます。

予報円の中心を進んだ場合、あす15時には種子島の南東約270kmで北東に20km/h、明後日(土曜日)15時には伊豆諸島近海で東北東に40km/h、日曜日15時には日本のはるか東で温帯低気圧になり東北東に60km/hと、速度を上げていくため接近すると急に風が強くなることがあることにご注意下さい。

九州・四国・本州が暴風域に入る可能性は低くなっていますが、鹿児島県奄美地方北部では46%などと南西諸島では高くなっているところがあります。

暴風域に入る確率など台風情報のみかたは「台風情報の見かたとタイミング」の記事をごらんください。

また、台風周辺の湿った空気が流れ込み、前線の活動は活発な状態が続きます。現在台風の速度が遅いため、九州から東海の広い範囲で、長時間の大雨に警戒が必要です。

24日17時30分の雨雲の分布
24日17時30分の雨雲の分布

16:40までの2日間の雨量は、佐伯(大分県) 431mm、諸塚(宮崎県) 351mm、佐川(高知県) 311mmなどと、すでに九州や四国の太平洋側を中心に大雨となっています。佐伯では10月ひと月分の雨量の約2.5倍が降ったことになります。

今は台風の速度が遅いため大雨が長く続きます。明日夕方までに予想される雨量は四国の太平洋側では300mmの予想です。その後もさらに雨量は増える見込みです。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒して下さい。

災害の危険から身を守るには、まず最新で正しい情報を得ることが大切です。こまめに気象情報を確認しましょう。まだ安全だと思っていても、状況が急に変わることもあり身の危険を感じた時では遅いです。危険な場所からは早めに早めに離れることが重要です。台風情報をチェックするタイミングのポイントは「台風情報の見かたとタイミング」の記事をごらんください。