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キャサリン妃おめでた 双子の可能性で王位継承に???

木村正人在英国際ジャーナリスト
キャサリン妃が入院しているロンドンのエドワード7世病院(木村正人撮影)

英国のウィリアム王子(30)=王位継承順位2位=の妻、キャサリン妃(30)が第一子を身ごもったというニュースが世界中を駆け巡ったが、英紙テレグラフやデーリー・メールなどが「双子の可能性」と報じている。英政府は長男優先だった王位継承法を改正して長子優先に改めた。双子の場合、先に出てきた方が長子となるため、男児か、女児か、想像する楽しみが増えそうだ。

キャサリン妃は妊娠6~12週間で、つわりが普通より早く、症状も重いため、ロンドンのエドワード7世病院に1週間入院する。脱水症状を防ぐため点滴を受けている。双子の場合、良く似た症状を起こすため、テレグラフ紙などは「双子の可能性」と報じている。妊娠に気づいた時期については「最近」とだけしている。

英政府は昨年4月にウィリアム王子とキャサリン妃が結婚した後、王位継承を長男優先ではなく長子優先に改正するためエリザベス女王を元首とする英連邦15カ国の合意を取り付け、昨年10月に王位継承法改正の手続きを整えた。

欧州ではスペイン、リヒテンシュタイン、モナコが男子優先を維持しているが、デンマーク、スウェーデン、ノルウェー、ベルギー、オランダ、ルクセンブルクは長子優先に変わっている。

キャサリン妃が双子を身ごもっていた場合、先に出てきた方が王位継承順位3位、二番目が同4位となり、双子が男女の場合、どちらが先に出てくるかで、将来、国王になるのか、女王になるのか大きな違いがでる。

9月にキャサリン妃はウィリアム王子とフランスで休暇中にトップレス写真を盗撮されたが、動揺を見せずに笑顔で応じる気丈夫さを見せた。

今回、双子のご懐妊とすれば、うれしいサプライズだ。

(おわり)

在英国際ジャーナリスト

在ロンドン国際ジャーナリスト(元産経新聞ロンドン支局長)。憲法改正(元慶応大学法科大学院非常勤講師)や国際政治、安全保障、欧州経済に詳しい。産経新聞大阪社会部・神戸支局で16年間、事件記者をした後、政治部・外信部のデスクも経験。2002~03年、米コロンビア大学東アジア研究所客員研究員。著書に『EU崩壊』『見えない世界戦争「サイバー戦」最新報告』(いずれも新潮新書)。masakimu50@gmail.com

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