ベルギー1部のシント・トロイデンが23日、韓国代表FWイ・スンウの退団を発表した。双方合意での契約解除となったが、遅かれ早かれ、チームを離れるのは予想されていた。

 そもそも今季はベンチ入り3試合のみで、ピッチには一度も立てていない。完全にチームから見放されていたイ・スンウにとって、試合に出られるクラブを探すことが最重要課題になっていたのは間違いない。

 バルセロナのカンテラ出身で、10代のころは“韓国のメッシ”と呼ばれ、2017年にはFIFA U-20ワールドカップ(W杯)、18年ロシアW杯にも出場。同年のジャカルタ・アジア大会では日本との決勝戦でゴール決めて金メダル獲得に貢献し、兵役免除の恩恵も受けている。

 イタリア・セリエAのエラス・ヴェローナから2019年8月にシント・トロイデンに移籍。今年2月にはレンタルでポルトガルのポルティネモンセに加入したが、結果を残せずに今シーズンは再びシント・トロイデンに戻っていた。

 気になるのは次の移籍先だ。韓国メディアもイ・スンウがどのクラブに行くのか、様々な憶測で報じている。

Kリーグが濃厚か。日本行きも選択肢の一つ?

 スポーツ・芸能専門サイト「スポータルコリア」は「移籍金なしで違うチームに行くことができるが、具体的な行き先は不明のままだ」としながらも、「Kリーグ、Jリーグ、アメリカ(MLS)のクラブに行くのではないか」と報じている。

 また、「スポーツ朝鮮」はイ・スンウの今回の退団について「むしろうまくいったと言うべき状況だ。ベルギーにいても意味がなかった。現在、イ・スンウに最も重要なのは実戦感覚だ。継続してきたトレーニングと練習でコンディションはいい。試合感覚だけ引き上げれば、早く自分のプレーを取り戻せる」と報じている。

 さらに次のチームについても「欧州、アメリカ、中東、日本、韓国までがイ・スンウに大きな関心を寄せている。ただ、欧州や中東は現実的ではない」と伝えつつ、冬に移籍市場を通じて合流するなら、日本や韓国になるのではないかと予想している。

「Kリーグ復帰はいい選択になる」と報じているところを見ても、母国では人気選手でもあるイ・スンウの韓国行きを願う気持ちも分からなくはない。

 実際のところ、イ・スンウは一度、韓国に帰国する予定で、そのあとオファーが来ているクラブと交渉に入るそうだ。

 長らく不遇を味わったイ・スンウも23歳になった。年齢的にはまだ輝けるクラブがきっとあるはずだが、可能性があるなら個人的にもJリーグでその姿を見てみたいと思っている。