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「主人公はリョウヘイだ!」元仙台MF道渕諒平が韓国2部で2ゴール1アシスト。会見で何を語った?

金明昱スポーツライター
2得点を決めた道渕(写真・Kリーグ2 試合映像キャプチャー)

「この日の主人公はリョウヘイ(Kリーグの登録名)だった」

 韓国のサッカー専門サイト「インターフットボール」は、今シーズンからKリーグ2(2部)の忠南牙山に新たに加入した元ベガルタ仙台MF道渕諒平のプレーを手放しで称賛した。

 13日にKリーグ2の第3節、忠南牙山と釜山アイパークの試合が行われ、4-0で忠南牙山が大勝。そこで結果を残したのが道渕で、2ゴール、1アシストの大活躍だった。

 昨年10月、週刊誌が報じた交際女性への精神的・肉体的暴力行為が明らかになり、ベガルタ仙台を同月に契約解除され、プレーできるチームを探していたところ、韓国の忠南牙山が手を差し伸べた。

 逮捕歴ある選手を獲得することについては、韓国内でも賛否があった。それでも信頼して獲得してくれたパク・ドンヒョク監督やチームメイトには結果で応えるしかなかった。

 試合は前半43分にボールを奪った味方の選手のカウンターからパスを受けた道渕がゴールを決めて先制。後半29分には、道渕が右サイドからの正確なアーリークロスで追加点をアシスト。さらに同39分に得たPKで、キッカーを任された道渕がこれをきっちり決めた。

「インターフットボール」は「サイドに配置されたリョウヘイの活躍は印象的だった。サイドと中央を動き、パク・ミンソ、イ・スンジェと共に呼吸を合わせ、正確なパスとドリブル突破を武器にチャンスを作った。結果、リョウヘイがパク・ドンヒョク監督の信頼に応えて、得点を決めた」

 パク・ドンヒョク監督も「(道渕)自身がとても反省している。謙虚で一生懸命やる姿が見られた」と信頼を置く。今回の活躍でさらにチーム内での絆は深まったことだろう。

「私に対する憂慮は知っている」

 試合後、殊勲の活躍で会見に呼ばれた道渕は、様々な思いを語ったようで、サッカー専門誌「Best Eleven」がその様子を詳細に伝えている。

「私に対する憂慮は知っている。忠清南道の牙山市民のみなさまにはとても申し訳ないと思っています。牙山に貢献して、期待に応えたい。勝利のためにベストを尽くすのはもちろんのこと、地域の奉仕活動などで努力していきたい」

「クラブでは様々な支援をしてくれる。韓国に来る前に心配していたことも気にならなくなった。監督も自分を信じてくれる。私ではなく、他の選手に神経を使ってください、と言いたいくらいに気を使ってくれている。自分を信じて試合に出場させてくれているからこそ、期待に応えたい」

 周囲からは様々な声があるのも道渕は理解している。それでもこうして結果を残し続ければ、おのずと道は必ず開けるはずだ。

「Kリーグはタフだが、テクニックには自信がある」

 韓国サッカーへの適応にも自信を見せる道渕。今後、さらなる飛躍を期待してもいいかもしれない。

スポーツライター

1977年7月27日生。大阪府出身の在日コリアン3世。朝鮮新報記者時代に社会、スポーツ、平壌での取材など幅広い分野で執筆。その後、編プロなどを経てフリーに。サッカー北朝鮮代表が2010年南アフリカW杯出場を決めたあと、代表チームと関係者を日本のメディアとして初めて平壌で取材することに成功し『Number』に寄稿。11年からは女子プロゴルフトーナメントの取材も開始し、日韓の女子プロと親交を深める。現在はJリーグ、ACL、代表戦と女子ゴルフを中心に週刊誌、専門誌、スポーツ専門サイトなど多媒体に執筆中。

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