ソン・フンミンが再び一発退場…「1年間で3回のレッドカードはプレミアで9年ぶりの不名誉な記録」

今シーズン2度目のレッドカードをもらったソン・フンミン(写真:ロイター/アフロ)

 誰の目にも疑いの余地がないほど、ソン・フンミンの行為は明らかに不用意だった。

 22日、ホームにチェルシーを迎えたトットナムは、2点をリードされて迎えた60分、CBアントニオ・リュディガーともつれて倒れこんだソン・フンミンが、脇腹あたりを蹴ってしまった。

 主審はプレーを止めて、VARを確認したあと、ソン・フンミンにレッドカードを出した。

 思うような試合運びができない苛立ちが見え隠れしていたが、それが表に出てしまった感は否めない。

 それにしてもソン・フンミンの行為がこれほどクローズアップされるのは、11月3日の第11節のエバートン戦でもレッドカードをもらっているからだ。

 ソン・フンミンはこの試合でポルトガル代表MFのアンドレ・ゴメスに対して、後ろからスライディングタックルを浴びせたことで右足首の脱臼骨折のケガを負わせてしまった。

 だが、ファウルが故意でなかったこと、タックルがゴメスの足に当たっていないことも映像で確認されており、さらには直接メールで謝罪したことも伝えられていた。

 3試合出場停止処分を受ける可能性があったが、トットナムの異議申し立てが受け入れられ、処分撤回となった。

 だが、今回のレッドカードでは3試合出場停止処分の可能性が高いと言われている。

 韓国紙「中央日報」も母国エースの今回の行為について、「今シーズン2度目で、今年に入って3回目の退場という不名誉を被ることになった。1年で3度の退場の記録は、プレミアリーグで2010年以来、9年ぶりのこと」と伝えており、今回ばかりは擁護できない様子。

 最初のレッドカードは昨シーズンのプレミアリーグ第37節、ボーンマス戦。ソン・フンミンが43分に相手と競り合って転倒したあと、ボールを奪おうと近づいてきたMFジェフェルソン・レルマを後ろから両手で押して倒したことで一発退場となっている。

 ちなみにプレミアリーグで1年間に3度の退場となったのは、2010年にサンダーランドでプレーしていたMFリー・カッターモール(現在はオランダのVVVフェンロ)。

 中盤の底で相手の攻撃の芽をつぶすプレーが特徴で、激しいプレーで時にカッとなる性格から“イングランドのケンカ坊主”と言われていたという。

 ソン・フンミンは決してそういうタイプでもないと思うのだが、1年で3回のレッドカードは、韓国紙が報じているように“不名誉”と言われても仕方ない部分がある。

 今後、手痛い批評が待ち受けているだろうが、プレーと結果で信頼を取り戻していくしかない。