MLBが電子時計不正使用疑惑でダイヤモンドバックスと当該コーチを罰金処分

単純なミスだったと釈明するトリー・ロブロ監督(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 10月4日のダイヤモンドバックス対ロッキーズのワイルドカード決定戦で、ダイヤモンドバックスのアリエル・プリエト=コーチがベンチで電子時計を使用していた可能性があるとしてMLBが調査に乗り出していたが、早期解決に至った。

 スポーツ専門サイトの『The Score』が報じたところでは、MLBは6日に声明を発表し、プリエト=コーチがベンチで使用していた電子時計(アップルウォッチだったことが判明)と携帯電話を調査した結果、不正使用はなかったとした上で、ダイヤモンドバックスとプリエト=コーチに罰金処分を科したことを明らかにした。

 声明の主な内容は以下の通りだ。

 「MLBは調査の結果、プリエト氏が4日の試合のベンチ内で、アップルウォッチ及び携帯電話を特別な目的や野球関連で使用していたという証拠を見出せなかった。調査結果に関わらず、プリエト氏は試合中にベンチに電子機器を持ち込んではいけないというMLBの規則に違反しており、プリエト氏とダイヤモンドバックスに罰金処分を科すことになった。罰金はプエルトリコのハリケーン被害の義援基金に寄付されるだろう」

 トリー・ロブロ監督も今回の件に関してプリエト=コーチの単純なミスだとし、以下のように釈明している。

 「単純なミスだ。問題が発覚した時点で、状況を把握するためアリエルに確認した。彼が説明してくれた内容がすべてだ。4日の試合に何の影響もなかったし、今後の試合にも影響しないだろう。我々は不正など考えたこともない」

 不正疑惑を払拭したダイヤモンドバックスは気分を新たにし、地区シリーズでドジャースに挑む。

1993年から米国を拠点にライター活動を開始。95年の野茂投手のドジャース入りで本格的なスポーツ取材を始め、20年以上に渡り米国の4大プロスポーツをはじめ様々な競技のスポーツ取材を経験する。また取材を通じて多くの一流アスリートと交流しながらスポーツが持つ魅力、可能性を認識し、社会におけるスポーツが果たすべき役割を研究テーマにする。2017年から日本に拠点を移し取材活動を続ける傍ら、非常勤講師として近畿大学で教壇に立ち大学アスリートを対象にスポーツについて論じる。在米中は取材や個人旅行で全50州に足を運び、各地事情にも精通している。

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