”呪われた人形”アナベルが帰ってきた! 少女たちの恐怖の一夜が始まる…『アナベル 死霊博物館』

 2013年に公開されたジェームズ・ワン監督の『死霊館』は世界中で大ヒットを記録。そこにわずかな時間ながら登場した不気味な少女人形アナベルも人気キャラクターになり、彼女に焦点を当てたスピンオフ『アナベル 死霊館の人形』(14)『アナベル 死霊人形の誕生』(17)が作られました。さらに『死霊館』ユニバースは拡大し、本編の続編『死霊館 エンフィールド事件』(16)と、そこに登場した悪魔をフィーチャーした『死霊館のシスター』(18)も製作。シリーズは全体で15億ドル以上の興収を記録しています。本作『アナベル 死霊博物館』は、アナベルをメインにした第3作なのです。と、ここまでがシリーズの概要。

アナベルに襲われる3人の少女
アナベルに襲われる3人の少女

 さまざまな異変を巻き起こしてきた呪いの人形アナベルは、超常現象研究家のウォーレン夫妻(パトリック・ウィルソン&ベラ・ファーミガ)に引き取られることになります。夫妻は自宅の地下の博物館の、清められたガラスケースの中に厳重に保管、司祭に祈りを捧げてもらうことで、災厄を封じ込めようとしたのです。それから1年後、夫妻は仕事で家を空けることになり、10歳の娘ジュディ(マッケナ・グレイス)はベビーシッターのメアリー(マディソン・アイズマン)と留守番をすることに。そこにメアリーの友人のダニエラ(ケイティ・サリフ)も参加。その夜、ダニエラは地下の博物館に勝手に入り込み、「警告 絶対に触るな」と書かれたアナベルの封印を解いてしまったのです。やがて目覚めたアナベルは博物館に眠る数々の悪霊を呼び覚まし、少女たちは恐怖の一夜を過ごすことに…。

ダニエラはアナベルの封印を解いてしまう…
ダニエラはアナベルの封印を解いてしまう…

 本作では製作を担当するジェームズ・ワンが語った「これはアナベル版『ナイト ミュージアム』だ」という言葉通り、遊園地のお化け屋敷かびっくりハウスのような映画。アナベルはチャッキー(『チャイルド・プレイ』)のように動き回ることはなく、いるはずのないところにあったり、視界から突然消えたりといった演出で怖がらせてくれます。また本作では夫妻が保管していたさまざまな呪いのアイテムに眠っていた悪霊が次々と登場しますので、怖がらせ方のバリエーションも豊富。残虐なシーンはほとんどなく、驚かせることが中心ですから「ホラー映画は苦手」という方々でも楽しめる映画です。感動的なエピソードや笑えるシーンもあります。

 監督・脚本はこれまでの『アナベル』シリーズや『死霊館のシスター』、『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』の脚本家だったゲイリー・ドーベルマン。これが初監督になります。主人公のジュディに扮するのは『gifted/ギフテッド』で名演を見せ、『アイ、トーニャ 史上最大のスキャンダル』や『キャプテン・マーベル』でヒロインの少女時代を演じたマッケナ・グレイス。彼女の熱演が映画を支えています。

 なお、『死霊館』本編の3作目は2020年に公開される予定。

(付記)

 アナベル人形は実在し、コネチカット州にあるウォーレン夫妻の博物館で厳重に保管。今も毎週神父が祈祷を施しているそうです。しかし、実際の人形のデザインは映画のものとはまったく違い、オリジナルと同じ形の人形は本作の中に一瞬だけ登場します。

(『アナベル 死霊博物館』は9月20日から公開)

配給:ワーナー・ブラザース映画

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シリーズの前作『アナベル 死霊人形の誕生』のレビューはこちら