愛する飼い主の家族のため、再び転生しての”犬生”が始まる!『僕のワンダフル・ジャーニー』

 2017年に公開され、愛犬家の涙を誘った『僕のワンダフル・ライフ』。飼い主のイーサンと幸せな日々を送っていたものの、寿命を迎えた犬のベイリー。しかし「もう一度イーサンに会いたい」という強い願いによって別の犬として生まれ変わることができました。その後も何度も転生を繰り返し、ついに成長したイーサン(デニス・クェイド)と再会を果たしたのです。この感動作の続編が登場。

 月日は流れ、イーサンは初恋の人ハンナ(マージ・ヘルゲンバーガー)、彼女の事故死した息子の妻グロリア(ベティ・ギルビン)とその娘CJと暮らしていました。しかし子育てをめぐって嫁姑が対立。グロリアはCJを連れて出て行ってしまいます。やがて年老いたベイリーにも“犬生”を終える時が…。イーサンは彼に「孫のCJを見守ってくれ」と頼みます。

 その約束を守るために生まれ変わったベイリー。今回はCJと出会い、彼女の悲しみを癒し守るための旅が始まります。

 今回ベイリーが転生するのは、まずは前作のラストに登場したグレート・ピレニーズとバーニーズ・マウンテンドッグのミックス、ビーグルとキャバリア・キング・チャールズ・スパニエルのミックス犬(キャバグル)、アフリカン・ボーアボール、ヨークシャーテリアの4種類。前作からずっとベイリーの声を演じるジョシュ・ギャッドのナレーションに合わせた犬たちの演技や表情はとても自然で、それだけで心がなごんでいきます。2歳のCJを演じたエマ・ヴォルグ、11歳のCJを演じたアビー・ライダー・フォートソン、大人のCJを演じたキャスリン・プレスコットとのコンビネーションも抜群です。監督はTV界で活躍し本作で劇場長編映画デビューを飾るゲイル・マンキューソ。前作の監督ラッセ・ハルストレムは製作総指揮を担当。マーク・アイシャムによる音楽が雰囲気を盛り上げています。

 CJは毎晩のようにデートに出かける母のグロリアに父親の死亡保険金を使い果たされてしまい、単身ニューヨークに出てミュージシャンになることを夢見ますが、なかなかうまくいきません。ベイリーは彼女を探し出して、幸せを見付けてあげることができるのか?

 犬が飼い主にとって最良の友であり家族の一員であることを再認識させてくれる映画。一見、ベイリーとCJの物語のようですが、ラストでは再びベイリーとイーサンの絆を描く映画として着地します。このあたりで観客(特に愛犬家)の涙腺は崩壊することでしょう。

(『僕のワンダフル・ジャーニー』は9月13日から公開)

配給:東宝東和

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