『シティーハンター』が20年ぶりに、オリジナル・キャストで復活! 新世紀の新たなる闘いが始まる!

 1985年に「週刊少年ジャンプ」で連載開始、87年からはTVアニメとして放送がスタートした北条司・原作の『シティーハンター』。TVアニメが4シーズン、3本の劇場版、3本のTVスペシャルが製作される大ヒット・シリーズとなり、99年まで続きました。その『シティーハンター』が、『劇場版シティーハンター 新宿プライベートアイズ』として、なんと20年ぶりに復活したのです。しかも声の出演陣にはオリジナル・メンバーがずらりと揃っています。

香のお仕置きハンマーも健在
香のお仕置きハンマーも健在

 舞台は新宿。裏社会でナンバーワンの腕を持つ冴羽リョウ(本来はケモノ偏の僚の字が入るのですが、表示できないのでカタカナ表記にします)(声:神谷明)はシティーハンターと呼ばれる始末屋(スイーパー)。今は亡き親友の妹である槇村香(伊倉一恵)とコンビを組んで様々な依頼を受けています。今回の依頼人は、疎遠だった父親の事故死の直後から怪しげな男たちに狙われているというモデルの進藤亜衣(飯豊まりえ)の護衛。美女からの依頼に、例によってスケベ根性丸出しのリョウですが、亜衣が謎の集団に襲われた際には鮮やかに撃退します。

 その頃、元傭兵の海坊主(玄田哲章)とそのパートナーの美樹(小山茉美)は最新鋭の軍事兵器が日本に運び込まれ、大量の傭兵たちが新宿に集結しているという情報をキャッチします。警視庁の野上冴子(一龍齋春水=旧芸名・麻上洋子)が敵の正体を探るうち、新宿を戦場にしようという巨大な陰謀が浮かび上がってくるのでした…。

今回の依頼人、進藤亜衣(左)
今回の依頼人、進藤亜衣(左)

 それほど複雑なストーリーではないので、物語の構造はわりと早いうちから明らかになります。見せ場はもちろん、リョウや海坊主たちが見せるガンアクション。軍事の専門家が徹底的に監修し、武器の描写でのリアルさを追求しているのです。新宿の再現度も素晴らしく、歌舞伎町、ゴールデン街、大ガード、花園神社、新宿御苑などが(映画内では名称が変えられているものもありますが)背景として登場します。

 ところで時代背景は、と言えば、彼らが活躍した80~90年代ではなく、21世紀の現代。ちゃんと歌舞伎町の映画館にはゴジラがいますし、新宿駅の伝言板(現在は撤去されている)もスマホ仕様になっているのです。しかし主人公たちは歳をとっておらず、放映当時の年齢のまま。007シリーズ的な世界観と言えるのかもしれません。今回はドローンやAIを使った最新兵器とリョウのマグナム銃やショットガンとの対決が実現。

「XYZ」の依頼コードもスマホ仕様に進化
「XYZ」の依頼コードもスマホ仕様に進化

 数多くのヒット曲を生んできたシリーズでもあるので、音楽的には当時の楽曲を流すサービスが。小比類巻かほるの「City Hunter~愛よ消えないで~」、FENCE OF DEFENSEの「SARA」などの懐かしい曲が次々と登場。そしてエンディングはもちろんTM NETWORKの「Get Wild」で、これはフルコーラス聴くことができます。

 サービスと言えばまだあります。同じ北条司が原作のもう一本の人気アニメとの夢のコラボレーションが実現したのです。両作品の関係が公式に発表されるのは、これが初めてのこと。ただ、三姉妹のお一方の出演が叶わなかったことだけは残念ですが…。

あの三姉妹も参戦!
あの三姉妹も参戦!

 レギュラー陣以外の声の出演は山寺宏一、大塚芳忠、山崎たくみなど。特別出演でチュートリアルの徳井義実が意外な役で声を聞かせてくれます。総監督はアニメ版の初代監督だった、こだま兼嗣。

(付記)

 セクハラ問題に厳しい現代になっても、リョウの「もっこり」は健在(笑)。しかし香には「時代の空気を読め!」とお仕置きされています…。

(『劇場版シティーハンター 新宿プライベートアイズ』は2月8日から公開)

配給:アニプレックス

(C)「2019 劇場版シティーハンター」製作委員会