【訃報】『ハリー・ポッター』のスネイプ先生、アラン・リックマン死去

(写真:REX FEATURES/アフロ)

偉大な俳優たちの訃報が続いて嫌になってしまいますが、今度はイギリスの名優アラン・リックマンが死去したことが1月14日、家族によって明らかにされました。享年69歳。何といっても『ハリー・ポッター』シリーズでのセブルス・スネイプ先生役でおなじみですね。死因はガンだったようです。

1946年2月21日、イギリスのロンドン生まれ。アート・カレッジを卒業後グラフィック・デザイナーの仕事をしている時に演劇に目覚め、26歳にして王立演劇アカデミーに入学。数多くの舞台で活躍した後にハリウッドに招かれ、『ダイ・ハード』(88)のテロリスト、ハンス・グルーバー役で強烈な印象を残して映画デビューしました。2001年からは『ハリー・ポッター』シリーズのスネイプ先生役が当たり役となり、11年の『ハリー・ポッターと死の秘宝PART2』までのシリーズ全作に出演。他の出演作に『乙女座殺人事件』(89)ケヴィン・コスナー版の『ロビン・フッド』(英国アカデミー助演男優賞受賞)『クローズ・マイ・アイズ』『愛しい人が眠るまで』(91)『ボブ・ロバーツ』(92)『いつか晴れた日に』(95)『マイケル・コリンズ』(96)『裏切りのキス』(98)『ギャラクシー・クエスト』『ドグマ』(99)『シャンプー台のむこうに』(01)『ラブ・アクチュアリー』(03)『パフューム』(06)『スウィーニー・トッド』(07)『モネ・ゲーム』(12)『大統領の執事の涙』『暮れ逢い』(13)などがあります。TVでは96年の『ラスプーチン』でエミー賞やゴールデングローブ賞の主演男優賞を受賞。

監督としても手腕を発揮し、97年には『ウィンター・ゲスト』を監督。2014年には出演を兼ねた『ヴェルサイユの宮廷庭師』を監督しています。

『アリス・イン・ワンダーランド』(10)ではアブソロムの声を演じていて、今年公開されるその続編が遺作になるようです(ただし、日本未公開作はまだかなり残っています)。

筆者は『ロビン・フッド』公開の際にロサンジェルスでお会いして取材したことがありますが、いかにもイギリスのジェントルマンといった感じの柔らかい物腰と、演劇人らしい深くて低い、よく響く声が印象に残っています。

長年のパートナーだった女性と2012年に正式に入籍しましたが、ひょっとしたら今日のこのことを予期しての行動だったのかもしれませんね。

またひとり、惜しい名優が失われました。ご冥福をお祈りします