【訃報】偉大なるロックスター、デヴィッド・ボウイ死去。69歳

(写真:Rex Features/アフロ)

突然、信じられないニュースが飛び込んで来ました。デヴィッド・ボウイ死去。先日の1月8日に69歳の誕生日を迎え、ニューアルバム「Blackstar」を発表した矢先のことでした。彼のスポークスマンが1月10日にSNSメディアに「デヴィッド・ボウイは今日、家族に看取られながら、18ヶ月のガンとの戦いを終え、安らかに永眠しました。多くの方々が喪失感を味わっていることでしょうが、家族の悲しみが癒えるまで彼らのプライバシーを尊重してあげてください」という趣旨のコメントを発表、その死を明らかにしたのです。またひとり、ロック界の偉大なカリスマが去ってしまいました。

本名デヴィッド・ロバート・ジョーンズ。1947年1月8日生まれ。64年にレコード・デビューしますが、しばらくは泣かず飛ばず。モンキーズのデイヴィー・ジョーンズと混同されることを嫌い、ボウイと改名してから徐々に人気に火が付きます。初のヒット曲は69年の「スペース・オディティ」。72年にはコンセプト・アルバム「ジギー・スターダスト」を発表し、“宇宙から来たロックスター”というイメージで、グラム・ロックの旗手になります。その後も「アラジン・セイン」「ダイアモンドの犬」などのアルバムを発表、75年の「ヤング・アメリカン」ではソウル・ミュージックに接近、また“ベルリン三部作”と呼ばれる「ロウ」「ヒーローズ」「ロジャー」(77~79)ではブライアン・イーノとコラボレーションでプログレ的な音作りに挑むなど、常に変化を続けてきました。クイーンやミック・ジャガーとの共演、イギー・ポップやルー・リード、モット・ザ・フープルのプロデュースなどの活動も忘れられません。

80年代にはシックのナイル・ロジャースと組んで「レッツ・ダンス」を発表。キャリア最大のメガヒットとなります。その後もバンドのいちメンバーという位置づけで「ティン・マシーン」を結成したり、再びソロに戻ってからは「アウトサイド」「アースリング」「アワーズ…」など一作ごとにスタイルを変えた精力的な活動を続けてきました。2003年の「リアリティ」リリース後は、病気療養もあって活動を休止していましたが、2013年に10年ぶりのアルバム「ザ・ネクスト・デイ」を発表。そして新作がリリースされたばかりの訃報でした。

ボウイの活動は音楽だけにとどまらず、映画にも『地球に落ちてきた男』『ジャスト・ア・ジゴロ』『ハンガー』『戦場のメリークリスマス』『ラビリンス/魔王の迷宮』『ビギナーズ』『最後の誘惑』『ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間』など多数の作品に出演。舞台でも『エレファント・マン』に主演しています。最近は『地球に落ちてきた男』の舞台化が発表されたばかりで、ボウイ自身がプロデュースを手がけ、新曲も提供することになっていました。