【訃報】オスカー俳優フィリップ・シーモア・ホフマン死去。ドラッグが原因か…

作家トルーマン・カポーティに扮した『カポーティ』(05)でアカデミー主演男優賞を受賞した名優フィリップ・シーモア・ホフマンが2月2日に急死しました。46歳。ニューヨーク、マンハッタンの自宅で、彼と連絡がとれないことを不審に思った友人が浴槽に倒れている彼を発見し、緊急通報をしましたが、すでに死亡していたそうです。ホフマンの腕には注射針が刺さっていたとのことで、死因はドラッグ(ヘロイン)の過剰摂取によるものと見られています。

ホフマンは67年7月23日ニューヨーク生れ。ニューヨーク大学で演劇を専攻後、舞台俳優を経て映画界入り。『セント・オブ・ウーマン/夢の香り」(92)『ブギーナイツ』(97)『ビッグ・リボウスキ』『ハピネス』(98)『フローレス』『リプリー』『マグノリア』(99)『あの頃ペニー・レインと」(00)『レッド・ドラゴン』『パンチドランク・ラブ』(02)『コールドマウンテン』(02)『M:i:3』(06)『その土曜日、7時58分』(07)『脳内ニューヨーク』(08)『パイレーツ・ロック』(09)『スーパーチューズデー』『マネーボール』『25年目の弦楽四重奏』(11)など多数の映画で個性派俳優として活躍。一度見たら忘れられない風貌で、人懐っこい笑顔の好人物から冷酷非情な悪役まで見事に成り切る演技力は、まさに”演技派”の名に恥じないものでした。ああ、作品タイトルを羅列しているだけで、その表情が目に浮かんでくるようです…。10年には『ジャック舟に乗る』で監督にも挑戦、12年の『ザ・マスター』ではベネチア映画祭男優賞にも輝いています。人気シリーズ『ハンガー・ゲーム2』(13)にも出演し、続編の撮影も進行していました。つい先日のサンダンス映画祭に『A Most Wanted Man』が出品されたばかり。監督第2作の準備も進んでいたようです。

昨年5月にはヘロインの使用とリハビリセンターへの入所を告白していたのですが、すっきり薬物を克服することはできなかったのでしょうか…。早すぎる名優の死が残念でなりません。