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「PS5」転売に何が? 早くも価格下落の兆候か 6万円台も

河村鳴紘サブカル専門ライター
フリマサイトで売られている「プレイステーション5」

 予約が殺到して、12日の店頭販売を見送るほどの人気となったソニーの新型ゲーム機「プレイステーション(PS)5」。ツイッターで転売のツイート募集もあり、フリマアプリで10万円前後での転売が始まりましたが、発売翌日の13日には6万円台の取り引きもあるなど、早くも下落の兆候が見られています。

 PS5の通常版の希望小売価格は4万9980円で、消費税込みだと約5万5000円です。PS5のデジタルエディション(3万9980円)も消費税込みで約4万4000円です。

 発売前から確認していましたが、PS5の通常版は、発売日直前のツイッターでは8万~10万円で転売を呼び掛けていました。発売前日からフリマアプリ「メルカリ」でも出品され、10万円前後でした。

 ところが13日には、メルカリでは8万円台から売り出されています。また楽天のフリマアプリ「ラクマ」では通常版が7万円台から、デジタルエディションは6万円台から出品されています。数はごくわずかですが、通常版にもかかわらず5万円台のものもありました。

 もちろん、転売価格が落ちているとはいえ、まだ2万円以上の転売料金の“上乗せ”があります。いずれにしても購入は避けたほうが良いのですが、これだけ早い“値崩れ”は予想外と言えます。

 理由については、ネットで触れられていますが、そのまま信じるわけにもいかず、判然とはしません。10万円の強気の転売価格も存在しているだけに、慌てて販売しているように見えるのは確かです。

 PS5は、8K対応の映像、コントローラーの振動で多彩な触感表現を再現し、ロード(ゲームの読み込み時間)を飛躍的に短縮した新型ゲーム機です。現行機のPS4用ソフトもほぼ遊べます。今年度末(2021年3月)までに世界で760万台以上を出荷する予定です。

サブカル専門ライター

ゲームやアニメ、マンガなどのサブカルを中心に約20年メディアで取材。兜倶楽部の決算会見に出席し、各イベントにも足を運び、クリエーターや経営者へのインタビューをこなしつつ、中古ゲーム訴訟や残虐ゲーム問題、果ては企業倒産なども……。2019年6月からフリー、ヤフーオーサーとして活動。2020年5月にヤフーニュース個人の記事を顕彰するMVAを受賞。マンガ大賞選考員。不定期でラジオ出演も。

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