新型コロナウイルスの感染が拡大し、対策のため全国の小学校・中学校・高校が臨時休校になり、長い春休みを過ごしましたが、依然として混乱が続きます。企業も時差出勤やリモートワークが推奨される状況ですが、収束の見込みは立ちません。外出自粛になる中、皆さんのストレスがかかる状況が続きます。そんな中、アニメやマンガ、ドラマなどの多様な無料サービスがありますので、紹介します。(4月13日更新終了)。

◇マンガ・書籍

◎集英社

 マンガアプリ&サイト「ジャンプ+」と「ゼブラック」で、「週刊少年ジャンプ」の16~19号を5月10日まで公開中です。

 また「ONE PIECE(ワンピース)」(1~61巻)が4月20日まで、「ハイキュー!」(1~28巻)と「NARUTO-ナルト-」(1~27巻)「BORUTO」(1~4巻)もそれぞれ5月6日まで楽しめます。

 「マーガレットBOOKストア!」で、「日本の歴史」全20巻を4月13日まで公開しています。他にも「別冊マーガレット」(2月号・3月号)、「マーガレット」(6~8号)、「クッキー」電子版(1月号・3月号)、「ココハナ」電子版(3月号・4月号)、「りぼん」電子版(2019年5月号~2020年4月号)、「ザ マーガレット」電子版(Vol.30~32)も見ることができます。

 「週刊ヤングジャンプ」デジタル版の半年分(2019年35号~2020年9号)が5月6日まで公開中です。

ジャンプ+

ゼブラック

マーガレットBOOKストア!

ヤングジャンプ特設サイト

◎小学館

 「コロコロコミック」の1~3月号が公開中です。「爆走兄弟レッツ&ゴー!! 」や「ゲームセンターあらし」などの1話も見ることができます。

 また「日本の歴史」のシリーズ全20巻も公開中です。

コロコロコミック

日本の歴史

◎KADOKAWA

 児童書サイト「ヨメルバ」で、上橋菜穂子さんの「鹿の王」など角川つばさ文庫の人気作30冊を4月30日まで公開中です。

 ライトノベル・新文芸のサイト「キミラノ」で、「この素晴らしい世界に祝福を」「ゼロの使い魔」など9レーベル70作品の1巻を読めます。

ヨメルバ

キミラノ

◎au

 auの電子書籍サービス「ブックパス」で、マンガや雑誌、小説などが読み放題になる「総合コース」、300以上の雑誌が読み放題になる「マガジンコース」の2コースが無料で利用できます。当初は3月28日までの予定でしたが、4月30日に延長しました。課金中の利用者も期間中は無料になります。今回のサービスとは別に、初回の利用者は30日間無料で利用できます。

ブックパス「読み放題プラン」

◎オーディオブック

 ナレーターの音声で読書を楽しむサービス「オーディオブック」で、「星の王子さま」や「眠れなくても、まぁいいか」などの児童書、絵本、読み聞かせ本などを30日間体験できます。

オーディオブック

◎ホリプロ

 ホリプロの公式YouTubeチャンネルに、所属タレントが日本昔ばなしを読み上げる動画コンテンツ「日本昔ばなしよみきかせ」を公開しています。綾瀬はるかさんの「ねずみの嫁入り」や石原さとみさんの「そら豆とわらと炭」、深田恭子さんの「雪女のおくりもの」などが楽しめます。

ホリプロ公式YouTubeチャンネル

◎ドラゴン桜公式note

 東大受験を題材にした三田紀房さんのマンガ「ドラゴン桜」(1~11巻)が4月30日まで公開中です。

ドラゴン桜公式note

◎光文社

 光文社古典新訳文庫の「魔術師のおい ナルニア国1」と「読書について」「初恋」「デーミアン」「1ドルの価値/賢者の贈り物 他21編」の中高生向け5作品を読書情報サイト「本がすき。」の「スタンド」コーナーで公開中です。

本がすき。

◎ソノラマプラス

 長谷川町子のマンガ「サザエさん」の1巻、7~10巻が、朝日新聞出版のマンガサイト「ソノラマプラス」で4月末まで公開しています。

ソノラマプラス

◇アニメ

◎アマゾンジャパン

 「Amazon Prime Video」は、子供向けコンテンツの一部を(タイトルで違いがあり)配信しています。当初は4月5日までの予定でしたが「学校再開状況に応じて終了時期を決定」と変更されました。また30日間のトライアルもあります。

「Amazon Prime Video」特設サイト

Amazonプライム

◎NTTドコモ

 アニメ配信サービス「dアニメストア」は3000以上の作品があります。初めての利用者は31日間無料で利用できます。またNTTドコモの利用者以外も楽しめます。

dアニメストア

◎バンダイチャンネル

 アニメ配信サービス「バンダイチャンネル」で、「春の期間限定無料配信」と題して「アイカツ!」や「まじめにふまじめ かいけつゾロリ」「ケロロ軍曹 1stシーズン」など11作品を配信しています。

バンダイチャンネル「春の期間限定無料配信」

◎やさいのようせい

 人気ゲーム「ファイナルファンタジー」シリーズのロゴなどを手掛ける天野喜孝さん原作の絵本で、NHKで放送されたアニメ「やさいのようせい N.Y.SALAD」の全話がYouTubeで配信中です。

デジタル・メディア・ラボ「やさいのようせい」

◎ジャンプチャンネル

 YouTube公式チャンネル「ジャンプチャンネル」で、「ONE PIECE」や「ドラゴンボールZ」など週刊少年ジャンプのアニメ30タイトル、200話以上を4月19日まで公開しています。

ジャンプチャンネル

◇ドラマ

◎Paravi

 動画配信サービスの「Paravi(パラビ)」で、2週間の体験期間があり、ドラマやアニメを視聴できます。

Paravi

◎Hulu

 動画配信サービス「Hulu(フールー)」で、2週間の体験期間があり、ドラマやバラエティー番組、アニメを視聴できます。

Hulu

◎FOD

 フジテレビの動画配信サービス「FOD」で「ガチャムク」「GO!GO!チャギントン」「じゃじゃじゃじゃ~ン」「ぼのぼの」の4番組(今年放送分)を配信中です。1カ月の体験期間もあります。

FOD「特選キッズ作品」

◇エンタメ(音楽・演劇)

◎LDH

 EXILEや三代目J SOUL BROTHERSらが所属するLDH JAPANの公式YouTubeチャンネル「LDH JAPANチャンネル」で、ライブ動画を公開中です。またCINEMA FIGHTERS projectシリーズ2作品も公開中です。

LDH JAPANチャンネル

◎エイベックス

 登録者数500万超を誇るエイベックスのYouTube公式チャンネル「エイベックス・チャンネル」で、浜崎あゆみさんやTRF、AAAなど所属アーティストのライブ映像を4月30日まで公開しています。

エイベックス・チャンネル

◎純烈

 歌謡グループ「純烈」がDVD全タイトルをYouTube公式チャンネルで公開中です。グループのライブが再開されるまでの期間限定です。

JUNRETSU official

◎シルク・ドゥ・ソレイユ

 カナダのサーカス劇団「シルク・ドゥ・ソレイユ」がショーの特別映像(約67分)を配信しています。

シルク・ドゥ・ソレイユ

◇その他

◎ポケモン

 ポケモンのイラスト素材を提供するサービス「ポケモンイラストラボ」で、ぬりえやマナー啓発ポスターなど100種類以上の素材を無料でダウンロードできます。元は教育施設向けのサービスでしたが、5月31日までの期間限定で利用対象を一般家庭に拡大しています。

ポケモンイラストラボ

◎ローソン

 「ローソン」のコピー機で出力できる「コンテンツプリント」の一部を4月13日まで無料開放し、リラックマの塗り絵が楽しめます。ツイッターでハッシュタグ「#ローソンリラックマぬりえ」「#ローソンからあげクンぬりえ」で投稿すると、抽選で賞品がもらえます。 

ローソン研究所「おえかきローソン」

◇コンテンツの異種格闘的競争

 新型コロナウイルスの感染拡大で、多くの産業が打撃を受けています。エンタメ系企業も同様に自社イベントの開催が中止に追い込まれたり、コンテンツ開発に支障が出るわけで、ダメージを負っているのも確かです。しかし、無料コンテンツを提供することで、新規ユーザーの興味を引き、最終的に囲い込む好機でもあります。特にサブスク(定額課金制)のサービスは、会員数の獲得がストレートに収益に直結しますので、気合いの入り方も違うでしょう。

 マンガや書籍はもともと試し読みのサービスがあり、アプリもあるため、無料サービスを提供しやすいのも確かです。映像配信サービスや、YouTubeチャンネルも、有料コンテンツを期間限定で配信すればいいわけで、ある意味共通点があります。「普段からお試し期間があるから変わらないのでは」という見方もありますが、中には会員登録をすることなく、大量のコンテンツを限定配信するサービスもあるわけで「危機を好機に」という貪欲さも感じられます。現在の映像コンテンツは画質も良く、テレビで見るよりも快適なものもあったりします。人によっては「こんなに画像が奇麗なのか」と驚いたのではないでしょうか。

 ちなみにエンタメ系の中で、少し違っていたのがゲーム産業です。この記事では「無料サービス」を紹介したために触れていませんが、ゲーム各社もダウンロードソフトを割引で販売しています。ただ専用ゲーム機では既に体験版を配信しているし、体験版の域を超える体験版的なソフトもあったりします。さらにスマホゲームはもともと基本利用料無料です。ビジネスモデル的にも優れており、ゲームが巨大産業になった証でもありますが、それゆえ特別感を出しづらい面はあったと言えます。

 今回の無料サービスの結果が出るのは、夏以降のコンテンツの売れ行きとなります。昔から言われていることですが、人の持つ時間は有限で、それをマンガやアニメ、ラノベ、ゲーム、音楽、ドラマなどのさまざまなコンテンツが“異種格闘戦”をして、席を奪い合っているのです。キャラクターも同様で、トップクラスに座る席は限られているから厳しい争いになります。ともあれ、今回の混乱を踏み台にして、新たなヒット作が生まれることを期待しております。

【この記事は、Yahoo!ニュース個人編集部とオーサーが内容に関して共同で企画し、オーサーが執筆したものです】