専用ゲーム機とスマホ ゲーム機としてどれだけ遊ばれているのかデータで比べてみた

2019 CESAゲーム白書

 日本のゲーム市場の主役はスマホゲームと言われています。しかし、ニンテンドースイッチも売れているし、PS4も世界で1億台を出荷したから、いい勝負をしているはず……という見方もあるのではないでしょうか。しかし、ゲーム業界団体のCESA(東京都新宿区)が発行する「2019 CESAゲーム白書」のデータを比べると、スマートフォンが専用ゲーム機を圧倒する構図が見えてきます。

 今回取り上げるデータは、「2019 CESAゲーム白書」の一般生活者調査になります。一般生活者調査は1996年から実施されていて、今回は、3~79歳の男女6100人を対象に今年の1月4~23日、郵送アンケート調査で実施しました。さまざまな興味深いデータがありますが、専用ゲーム機と、ゲーム機としてのスマートフォンを比較してみました。

 まずは各ハードの保有率ですが、「家庭内での保有」と「個人の所有」に分かれています。家庭内保有のトップはスマートフォンの82.6%で、次がPCの79.3%。家庭用ゲーム機と携帯ゲーム機を合わせた「専用ゲーム機」はぐっと落ちて44.1%で、タブレットの41.6%とそれほど差がありません。個人所有になるとスマホが69.1%でぶっちぎりトップ。そしてPCの47.8%、専用ゲーム機の25.5%、タブレットの21.8%の順でした。もうどうしようもないぐらいの差があることが分かります。

 続いて各ハードでゲームをプレーした経験のデータを見ていきます。「現在も継続的にプレーしている」「以前はよくしていた」「1、2度試したことがある」と答えた人をゲームを触ったことがあるゲーム経験者として比べてみます。専用ゲーム機が44.8%、スマートフォン・タブレットが53.2%なので、保有の状況から考えるとかなり差が縮まりました。

 しかし「現在も継続的にプレーしている」のみを条件にすると、専用ゲーム機が16.1%で、スマホ・タブレットは30.1%とその差は開いてしまいました。「以前はよくしていたが最近はほとんどしていない」という条件だと、専用ゲーム機が19.4%、スマホ・タブレットは11.3%になります。

 そして専用ゲーム機とスマートフォン・タブレットのゲーム機としての接触率ですが、かなりハッキリ差が出ました。「ゲームを週に何日くらいしていますか」という質問に対して、「ほとんど毎日」と答えた人が、専用ゲーム機では29.1%だったのに対して、スマートフォン・タブレットでは72.2%。約2.5倍の差でした。

 専用ゲーム機とスマートフォン・タブレットの対決は、後者の圧勝でした。常に持ち歩くスマートフォンの特性、毎日ログインをさせる設計となっているスマホゲームの特色を考えると妥当なのですが、ここまで差があるとは驚きです。専用ゲーム機が大好きなゲーマーには寂しい限りですが、これも時代の流れなのでしょうね。