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【カシマうぉっち】[クラブW杯3決・前日会見]内田篤人「鹿島を代表した11+3人で綺麗な芝でできる」

河治良幸スポーツジャーナリスト

22日に行われるクラブW杯の3位決定戦を前に鹿島アントラーズの大岩剛監督と内田篤人選手がプレスカンファレンスに臨みました。

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大岩監督「(決勝は)非常に残念な敗戦でしたけど、しっかりと頭を切り替える話は選手にしました。(南米王者の)リーベル・プレートも強い相手。しっかり準備して入らなければ自分たちが勝つことはできないと選手に伝えています。今シーズンの我々の最終試合、集大成のゲームをしたい」

内田選手「昨日試合が終わってからリカバリーの練習に務めましたし、チームとしても次の試合に向けて準備はできています」

リーベルが開催国代表のアルアインに負けてショックだと思うが、その負け方が3位決定戦にどう影響するかという外国メディアの質問に対して大岩監督は「いえ特別そういう分析はしていません。非常にタフな激しいゲームだった。その中で最初の失点がリーベルには悔やまれると思いますけど、我々はセットプレーに重点を置いてトレーニングしている。隙があれば得点のチャンスを狙い、セットプレーの守備から隙を与えないようにしたい」と答えました。

内田選手は「南米のチームとは何回か対戦している。精神的にも肉体的にもタフ。その前の試合の結果が次の試合に影響するというのが僕からは取れなかった。次はもっと強い気持ちでのぞんで来ると思っています」と語りました。

3位決定戦へのモチベーションについて内田選手は「これかでの大会で日本からもサポーターがたくさん来ていて、もちろん日本からテレビで応援してくれる人もいる。決勝には残れなかったけれどその人たちのためのでにも、鹿島アントラーズを代表して出るだけでもモチベーション。しっかりとやらなければいけないと思う。これだけの大会、綺麗な芝。僕たちはやるだけ」と強い気持ちで臨むことを表しています。

また大岩監督は準決勝の反省から「守備のところはしっかりとしたポジショニングからアプローチして、自分たちから決め切りたい」と語りました。

その点に関連して「大岩監督がポジションを修正したいと言っているが、レアル・マドリーとリーベルでは対面する相手の特徴も違ってくる。選手としてはデュエルなど、どう対応したいか」という筆者の質問に内田選手は「チームのポジショニングはずっとやって来ているもので変わらない。ただ、もちろん対戦相手、対面する選手により変わってくるものがあるし、雰囲気など、そこに立った選手にしか分からないところもあるので、そこは柔軟にやって行きたい」と語っています。

3位決定戦は明日の日本時間22時半からキックオフです。日本からもぜひ応援をして欲しいと思います。

スポーツジャーナリスト

タグマのウェブマガジン【サッカーの羅針盤】 https://www.targma.jp/kawaji/ を運営。 『エル・ゴラッソ』の創刊に携わり、現在は日本代表を担当。セガのサッカーゲーム『WCCF』選手カードデータを製作協力。著書は『ジャイアントキリングはキセキじゃない』(東邦出版)『勝負のスイッチ』(白夜書房)、『サッカーの見方が180度変わる データ進化論』(ソル・メディア)『解説者のコトバを知れば サッカーの観かたが解る』(内外出版社)など。プレー分析を軸にワールドサッカーの潮流を見守る。NHK『ミラクルボディー』の「スペイン代表 世界最強の”天才脳”」監修。

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