まさにイマドキの結果!? 日本カー・オブ・ザ・イヤー10ベストカーが決まる

写真は筆者撮影

 日本カー・オブ・ザ・イヤーは2018年11月7日、全27台のノミネート車の中から、2018-2019日本カー・オブ・ザ・イヤーを決定する最終選考会に進む「10ベストカー」を発表した( http://www.jcoty.org/10best/ )。

 今回10ベストカーに選ばれたのは

スバル・フォレスター

トヨタ・カローラ スポーツ

トヨタ・クラウン

ホンダ・クラリティ PHEV

マツダ・CX-8

ミツビシ・エクリプス クロス

アルファロメオ・ステルヴィオ

BMW・X2

ボルボ・XC40

フォルクスワーゲン・ポロ

という10台。そしてこの10台のうち、実に6台がいわゆるSUVとなっている。まさに「イマドキのクルマ」を見事に反映した結果といえるだろう。

 実際、SUVのマーケットは世界的に成長を続けており、国内のSUVマーケットもこの2~3年で著しい成長を見せており、特に2014年からコンパクトSUVの販売台数が伸びたことを受けてSUV全体で、それまでの30万台以下から一気に40万台を超える市場となった。さらに2017年には同クラスの販売台数が加速して、50万台を超える市場となっている。併せて乗用車に占めるSUVの割合は2014年は10%以下だったが、2015年には15%を超え、2018年では18%以上となっている。また輸入車でも状況は同じで、SUV市場が拡大している。

 国産車ではスバル・フォレスター、マツダCX-8、三菱エクリプスクロスの3台が選ばれ、輸入車ではアルファロメオ・ステルヴィオ、BMW X2、ボルボXC40の3台が選ばれた。これらについては簡単な説明とともに動画もあわせて紹介する。

 スバル・フォレスターはスバルのラインナップの中で最も売れているモデル。特にスバルの北米販売は2008年の約18万台から、2017年の約64万台へと、実に3倍以上の急成長を果たしたが、その立役者がまさにこのフォエスター。5代目となる今回は、e-BOXERと呼ばれるマイルドハイブリッド搭載車と、2.5L水平対向4気筒の2種類で、これまでのターボが消滅したことも話題だ。

 マツダCX-8は最近珍しい日本専用モデル。同社のSUVであるCX-5の全長を伸ばして、3列シートを与えた多人数乗車モデルとし、マツダのラインナップには現在ないミニバンの代替えをも視野に入れている。搭載エンジンは先日まで2.2Lのディーゼルのみだったが、2.5Lターボと2.5L自然吸気の2種類を加えて販売拡大を狙う。

 三菱エクリプスクロスは、三菱にとって4年ぶりとなる新型車種。コンパクトSUVのカテゴリーに投入されており、1.5Lターボ・エンジンを採用している。またS-AWCと呼ばれる車輪コントロール技術を搭載しており、オンロードでのスポーティさと雪道などでの走破性の高さもウリだ。

 アルファロメオ・ステルヴィオは、同社のDセグメントのセダンである「ジュリア」と同じ新世代プラットフォームを用いたSUV。アルファロメオらしいスポーティなデザインと走りが特徴で、非常にシャープなハンドリングを持っている。搭載エンジンは2.0Lの直4ターボを採用する。

 BMW X2は同社のSUVであるX1のクーペ版モデル。通常のSUVではなく、クーペ的な位置付けでよりパーソナルな需要を狙ったモデルだ。1.5/2.0Lのガソリンターボエンジンを搭載しており、スポーティな走りを実現している。

 ボルボXC40は同社の最もコンパクトなSUVとして送り出された。新世代のCMAアーキテクチャを初採用したモデルで、搭載エンジンは2.0Lのガソリンターボエンジンを搭載。これまでのボルボのデザイン言語とはやや異なる、若々しさを押し出しているのが特徴だ。

 10台中6台がSUVという、まさに時代を感じさせるラインナップとなった2018-2019日本カー・オブ・ザ・イヤー10ベストカー。果たして2018-2019日本カー・オブ・ザ・イヤーに輝くのはどのモデルとなるか? 10ベストに占める割合も多いだけに、SUVが大賞に輝く確率も高いといえる。ちなみに昨年の2017-2018日本カー・オブ・ザ・イヤーはボルボXC60が獲得しており、やはりSUVが大賞となった。ちなみに過去、SUVで日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞したのは2012-2013年のマツダCX-5。これがSUVとしては史上初のイヤーカーとなった。

 なお、2018-2019日本カー・オブ・ザ・イヤー最終選考会・表彰式は12月7日に開催され、今年のイヤーカーが選出される。果たして今年の日本カー・オブ・ザ・イヤーに輝くのはどのクルマか? こちらも当日現場から記事を公開する予定だ。