日産がパリショーで新型マイクラ(マーチ)発表【動画あり】

日産は29日、パリショーの会場で第5世代の「マイクラ Gen5」を発表した。

マイクラは日本でいう「マーチ」の海外名。日本で開発されたマーチは当初から、海外市場へと送り出されてグローバルモデルへと成長を果たした。さらに現行モデルはタイで生産されるモデルとなって、新興国も狙うよりグローバルな性格のコンパクトカーとなった。そして今回の第5世代へとバトンタッチされた経緯を持っている。

欧州市場における日本の自動車メーカーの業績は軒並み苦戦しているが、今回の日産マイクラはルノーの工場を使って生産するなど、ルノー日産ならではの地の利はもちろん、部品共用などのスケールメリットを活かした戦略をとっている。

今回発表されたマイクラGen5は、欧州のBセグメントで初採用となる「車線逸脱防止支援システム(LDP)」や日産車としては欧州初の「歩行者認識機能付きインテリジェントエマージェンシーブレーキ」を搭載。また上級セグメントの車種に搭載されている「インテリジェントアラウンドビューモニター」や「標識検知機能」や「ハイビームアシスト」、そして「ブラインドスポットワーニング」などの技術も採用に踏み切った。これらの先進安全装備は、自動運転の要素技術でもあり、日産が将来的に志向する「ニッサン インテリジェント モビリティ」を推し進める要素でもある。

またボディサイズも欧州Bセグメントのど真ん中であるフォードフィエスタやVWポロに対抗させるため拡幅しており、結果日本の5ナンバーサイズには収まらなくなった。

しかしこれによってデザインはよりダイナミックなものとなり、欧州Bセグメントのライバルに並ぶものへと急成長を遂げた。併せてインテリアに関しても、現行型から大きく進化した高い質感を備えたものへと変化を果たした。

日産のコンパクトモデルの基幹であるマイクラが新世代へと移行し、大きな成長を果たしたことで、他のコンパクトモデルの位置付けや役割が新たにリセットされて、新たな戦略が展開されていくことが予測される。