
片瀬ケイ
在米ジャーナリスト、翻訳者、がんサバイバー
東京生まれ。日本での記者職を経て、1995年より米国在住。米国の政治社会、医療事情などを日本のメディアに寄稿している。2008年、43歳で卵巣がんの診断を受け、米国での手術、化学療法を経てがんサバイバーに。のちの遺伝子検査で、大腸がんや婦人科がん等の発症リスクが高くなるリンチ症候群だったことが判明した。海外のがん情報をインターネットで日本人向けに紹介する「海外がん医療情報リファレンス」にも翻訳協力している。また共訳書に『RPMで自閉症を理解する』がある。なお、私は医療従事者ではありません。病気の診断、治療については必ず医師にご相談下さい。
記事一覧
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- 米国で始まった新型コロナワクチン接種 現地の状況は?
- アメリカでは、医療者や高齢者施設の入居者らですでに280万人が新型コロナワクチンの第1回接種を受けました。それでも予定の1割ちょっと。急ピッチで進めないと、目標に届きません。
- 1/1(金) 8:00
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- 米国でコロナ抑制を困難にする不信と不安
- 米国は12月にも新型コロナワクチンの接種開始という光がみえてきました。でも今の米国は、これからさらに悪化するであろう悪夢のような感染拡大。見えないウイルスという敵と戦うのは大変です。
- 2020/11/30(月) 9:58
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- 米国の混沌が招いたコロナの暗い冬
- 世界で一番コロナ感染がひどいアメリカ。各地で医療崩壊の危機に瀕しているのに、トランプ大統領はだんまり、大統領のコロナ対策顧問は物議をかもす発言ばかり。いつまでこの実質リーダー不在の状況が続くのか。
- 2020/11/17(火) 7:30
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- 新型コロナワクチンの治験に参加してみた その2
- コロナワクチン治験の2回目の注射を受けてきました。今回は、ちょっと副反応が。でもこれでコロナで落とす命が救われるなら。米国は、今のままだと年末までに30万人以上がコロナで死亡と予測されているのです。
- 2020/10/9(金) 9:43
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- 新型コロナワクチンの治験に参加してみた
- 米国では現在、新型コロナウイルスの3つのワクチン候補で最終の大規模試験が始まっています。本当に効果があるのか、安全なのかは、様々な人種や年齢の人で試して調べる必要が。私も治験に参加してみました。
- 2020/9/11(金) 13:28
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- 米国がん協会 “HPVがんのない世界へ” HPVワクチン接種率80%を目指すキャンペーン
- 米国でHPVワクチンが導入されてから14年。HPV(ヒトパピローマウイルス)が原因となるがんには、圧倒的に男性に多い中咽頭がんもあります。子宮頸がんだけでなく、HPVがん予防のワクチンです。
- 2020/8/26(水) 14:06
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- 新型コロナを「悪夢のウイルス」とドクター・ファウチが言う理由
- 新型コロナウイルスは、人を惑わせる厄介者。政治、行政、メディア、科学などに不信感を抱き、市民も分裂する米国では、統一的な対策もとれず、感染者数も死者数も世界一という悲しい状況が続いています。
- 2020/8/3(月) 14:01
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- 「米国の宝」と呼ばれる男 トランプ大統領が嫉妬するドクター・ファウチのコミュ力
- 米国の感染症専門家といえば、50年のキャリアを持つドクター・ファウチ。ヒーローと呼ぶ人もいれば、敵視する人も。トランプ大統領が何を言っても、ブレることなく、公衆衛生の専門家として市民を導く貴重な存在。
- 2020/7/29(水) 10:30
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- なぜコロナの無症状感染が怖いのか。米国の第1波が津波に変わる恐れ
- 米国の南部、南西部州で、新型コロナ感染が急増中。若年層の患者が多く、無症状の感染者からの市中感染が問題に。マスク着用を拒否する大統領のもとでは、行動変容の呼びかけもひびかず、苦戦を強いられています。
- 2020/6/29(月) 8:30
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- 米FDA、レムデシビルをCOVID-19治療に緊急使用許可
- エボラ出血熱用に開発された治験薬のレムデシビル。新型コロナウイルス感染症治療でランダム化比較試験をしたところ、重症患者の回復が早まるという有望な結果が。米FDAが緊急使用を許可しました。
- 2020/5/2(土) 8:39
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- データと科学に基づく米の経済封鎖緩和 感染対策に必要なデータは徹底検査から(下)
- 新型コロナウイルスで世界一多くの感染者数、死亡者数を出した米国。PCR検査能力のさらなる増強を含め、経済再開以前にやるべきことが山積。そして、以前と同じ生活には戻れない現実があります。
- 2020/4/27(月) 12:50
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- 新型コロナ迅速検査で院内感染防止 感染対策に必要なデータは徹底検査から(中)
- 自覚症状のない新型コロナ感染者から、感染が広がる場合も。病院や老人施設で院内感染が起きたり、警察や消防など初期対応者が感染に倒れたら大変。迅速検査導入で、米国はさらなる検査体制強化を目指します。
- 2020/4/19(日) 14:15
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- 米の新型コロナ検査数も200万件に 感染対策に必要なデータは広範な検査から(上)
- 検査体制確立の遅れで、新型コロナ対策に出遅れた米国。それでもすでに200万件の検査を実施。どこに、どれだけ感染者がいるのか。データをもとに、バークス調整官は今日の対策と明日の作戦を練ります。日本は?
- 2020/4/11(土) 7:01
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- Dr. ファウチを信頼するワケ コロナ禍の米国をまとめるリーダー不在の中で
- 新型コロナ感染拡大対策で毎日行われる大統領記者会見。でも場当たり的なことばかりいう大統領はあてにならず。今は、人の命を最優先に考えてくれるドクター・ファウチのような公衆衛生の専門家が頼りです。
- 2020/4/6(月) 6:30
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- トランプ大統領が「ゲームチェンジャー」と呼ぶマラリア治療薬は新型コロナに効くのか? 米で臨床試験開始
- 新型コロナウイルスにさらされても、COVID-19の発症を予防できたら。米ミネソタ大学で、マラリア治療薬を使った臨床試験がはじまりました。もし有効なら、COVID-19患者対応の医療者を守れますね。
- 2020/3/21(土) 11:01
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- 世界ではじめて。新型コロナに対するmRNAワクチンの臨床試験はじまる
- 米国で開発が急がれていた新型コロナウイルスのmRNAワクチンの臨床試験が始まりました。最速です。ただし安全性や有効性を調べるために、ここから長い道のりがはじまります。
- 2020/3/17(火) 10:39
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- 新型コロナの検査キットはどこに? 海外の教訓を生かせない米国
- 米国でも新型コロナウイルスの感染拡大で、欧州からの入国制限やイベント中止のニュースが次々と。それよりも問題なのは、検査体制が不十分で、どれだけ感染が広がっているのか実態がわからないことなんです。
- 2020/3/13(金) 11:48
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- 新型コロナ 米国民の受け止めに地域格差 米CDCは高齢者に空の旅、クルーズ旅行の取りやめを呼びかけ
- 米疾病対策予防センターは、新型コロナ対策で、高齢者などにクルーズや人込みを避けるように勧告。でも感染が少ない地域では、「手を洗っているから、大丈夫」と強気で出かける人がいて、ちょっと心配。
- 2020/3/11(水) 13:40
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- 新型コロナウイルスで、テキサス州の世界最大級フェスもキャンセル
- SXSWは3月にテキサス州オースティンで開かれる超大型のフェスティバル。新型コロナウイルスの感染懸念があり、参加中止を発表する企業も。米国6日午後、キャンセルが決まりました。
- 2020/3/2(月) 12:45
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- 米で新型コロナウイルス治療のランダム化試験はじまる
- 米国で新型コロナウイルスによる肺炎治療のための治験薬臨床試験が開始されました。有望と思われていても、確かな有効性を確認するには、ランダム化比較試験が必要なのです。
- 2020/2/26(水) 11:51
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- 新型コロナウイルスとたたかうmRNAワクチン開発に全力疾走する米科学者
- 新型コロナウイルスの感染拡大で不安が広がる中、科学者たちは国際協力のもと、ワクチン開発に邁進中。米国では、mRNAを使った新たなタイプのワクチンを今春にも臨床試験開始すべく開発を急いでいます。
- 2020/2/24(月) 7:00
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- どんな髪でも、髪を失っても。アカデミー賞短編アニメ「ヘアー・ラブ」が伝える愛
- 2月14日はバレンタインデー。米国では家族や大切な人に、自分の気持ちを伝える日。アカデミー賞を受賞した「ヘアー・ラブ」を見て、愛を感じてください。
- 2020/2/12(水) 8:30
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- がんをめぐる「ファクトフルネス」
- 世界を悲観的に考えがちな私たちの思い込みを指摘したベストセラー本「ファクトフルネス」。がんについても、案外、間違った思い込みをしているかも。がんについての認識も、アップデートしておきましょう。
- 2020/2/8(土) 15:43
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- 処方箋は運動習慣!がんになる前も治療中の人も、サバイバーにもお役立ち
- 億劫がらずに、少しずつ運動する習慣をつけませんか。様々ながんのリスクを低下させたり、生活習慣病を防いだり。運動すると脳内に「幸せ物質」まで出るそう。体と心に効きます。
- 2020/1/28(火) 13:53
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- NED はがん患者が一番聞きたい言葉 卵巣がん治療の10年を振り返って
- 米国で卵巣がんの診断を受けた日から10年を超えました。新たな治療薬が開発される一方で、卵巣がんをはじめとする婦人科がんの認知度はまだまだ低い現実があります。
- 2019/12/29(日) 7:41