藤沢ブランド発進!! 「地産地消から地産外商へ」/土屋敏男氏ほか講演

パネリスト:土屋敏男氏(中央)と横田響子氏(右)モデレーター:片岡英彦(左)

2月20日、藤沢産業センターにおいて、神奈川県藤沢市の藤沢青年会議所主催による藤沢活性化のシンポジウムが開催された。パネリストは、土屋敏男氏と横田響子氏。

土屋氏は日本テレビ「電波少年」の「Tディレクター」としてお馴染みであり、現在はテレビで培ったプロの技術を駆使して「あなたの人生のビデオ」を制作する「LIFE VIDEO株式会社」社長。

横田氏は女性社長を応援し、イベント、企画、販促支援等のプロジェクトを推進する「株式会社コラボラボ」社長。300人の女性社長を青山HILLSに集めてイベントを開催したり、現在は全国を回って女性社長とのコラボレーションに精力的に取り組む等「女性社長」は横田氏の代名詞となっている。

そして、小学校から高校までを藤沢で過ごし、現在も藤沢に実家がある私片岡が司会進行を務めさせていただいた。会場は平日夜にも関わらず170名以上の方の熱気で埋め尽くされた。

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テーマは「藤沢ブランド発進!!地産地消から地産外商へ」。

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前半は「湘南ブランド」ではなく、あえて「藤沢ブランド」にこだわり、それを如何に発信(進)していくかを、パネリストのお二人のそれぞれの視点でご提案いただいた。

まずは「クリエーター(特にメディア・映像の活用)」という目線で土屋氏から。

土屋氏は藤沢を、「誰に」「どういう風に」思ってもらいたいのか。住んで欲しいのか、観光に来て欲しいのか、住んでいる人が満足して欲しいのか。そこのところが明確にならないと、制作の立場としては難しいと語った。

また、藤沢と言った時にどのような言葉が思いつくのか。「電波少年」といえば「アポなし」という短いワードが思い出されるが、元々存在しない言葉だった。しかし言葉として認知されれば、文字数の制限されたラテ欄(新聞のテレビ欄)に「電波少年 アポなし」と書いただけでも視聴者の目につきやすくイメージが湧くようになる。それを地域に置き換えて考えてみた場合、「鎌倉」であれば「大仏」、茅ヶ崎といえば「サザン」といった短い言葉がパッと思いつく。そういった「短いワード」が現在の藤沢にはないのではないか。

また、どうやって今までにないものを作るか。「みんなが当たり前に思ってるものを壊す視線が大切」だということ。昔はスターが番組を作っていた。ところが、猿岩石のように無名でも「テレビがスターを作れる」ことがわかった。そういった発想の転換を取り入れてみる。あるいは、全く別の視点で、「湘南の真ん中は藤沢だよね」と言い切ってみる。または国内ではなく海外に向けて「Fujisawa」というブランドで発信(進)してみる。そういう発想が必要かもしれないという提案がなされた。

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横田氏からは、「女性社長」「ビジネスコラボ」「ベンチャー育成」の視点で、香川や新潟、青森でのご自身の体験から、地場産業に女性社長が着目して会社や地域を動かし、成功に結びつけている例が紹介された。

外からその地域を見て「何を魅力に感じるのか」が大切であること。地元のよさを気づかせてくれるのは、地元出身者ではなくむしろ「よそ者」である場合が多いこと。

また、地元の団体となるとどうしても男性中心の縦社会、年功序列といったものに縛られて、自由な発想、発言が通りにくい場合が多い。しかし「よそ者」や、ある意味よそ者に捉えられがちな「女性」からの提案によって、組織に風を通し、会議がまろやかに、スムーズに進むことがあるのではないかという提案がなされた。

後半は現在藤沢で生産されている「魚醤」、「シャンプー」という2つの商品を題材に、具体的にどのようにアプローチしていくかが討論された。

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まずは、江の島片瀬漁港で水揚げされた新鮮ないわしを天然塩でじっくりと漬け込み生産した「魚醤」。来場者の方にもこの魚醤を知っている、もしくは実際に使っているという方が多く見られ、地元の認知・関心が高まっていることが伺える。

2つめは、藤沢理容組合青年部が開発した「湘南プレミアムヘアソープ」。湘南シャンプーということで海からの成分を配合し、生分解性が高く、植物由来で低刺激、加齢臭を抑える効果もあり、100%再生可能原料で作られた高品質。

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いずれにしても、品質のよさ、生産者のこだわりが伺えるものだけに、今後「どれだけ大きなストーリーが作れるか」(土屋氏)ということに集約される。

例えば魚醤の場合は「藤沢に行けば食べられる」「藤沢でないと食べられない」といった地域性で売るのか、「チャーハンにちょっとかけると美味しい」といった味の紹介を元にとにかく知ってもらう、興味を持ってもらうというアプローチをするのか。

シャンプーについては「環境にいい」を前面に出すなら「加齢臭を抑える」をアプローチ材料に使わない等、特性を絞ってマーケテングに繋げていくことが求められる。

2時間に及ぶシンポジウムの最後は質疑応答。ご来場者の方から「中華やイタリアンでの魚醤の使い方」や、「藤沢市」そのもののネーミングの変更案等、熱いご意見が交わされ、藤沢の熱い想いが伝わってきた。

鵠沼魚醤

https://www.city.fujisawa.kanagawa.jp/outline/index00165.shtml

http://shonan.keizai.biz/headline/1603/

http://www.shonan-sh.jp/times/2012/10/03.html

湘南プレミアムヘアソープ

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