フェイスブックの個人情報収集を遮断する『オフ・フェイスブック』機能

『オフ・フェイスブック』機能の発表 出典:Facebok

KNNポール神田です。

□米フェイスブックは(2019年8月)20日、外部のウェブサイトなどが集めた個人情報を同社が共有しないようユーザーが設定できる新機能を導入すると発表した。ネット広告の精度が落ちるため業績にはマイナスだが、当局による規制強化の動きもあり、プライバシーの保護を優先する。

□新機能は「オフ・フェイスブック」の名称で、ユーザーが自分の個人情報をターゲティング広告に利用できないようにできる。アイルランド、スペイン、韓国を手始めに順次対象地域を他国にも広げていく。

出典:Facebook、縛られる「狙う広告」 規制当局に配慮

ついにfacebookが『金のなる木』の個人情報によるターゲティング広告の機能をユーザーがオプトアウトできる機能を実装しはじめた。

順次対応地域を広げるという発表だが、影響の少ない国での動向を見ながらのテスト対応のようだ。

https://www.facebook.com/off-facebook-activity

■明確なGAFAにおける個人情報の取り扱い

GAFA 企業の中で、一番、個人情報から距離をおいているポリシーを声明しているのがAppleだ。しかし、Apple以外は、個人情報をベースにした広告ビジネスが中心なので今後の対応が気になる。

AIアシスタントの『Siri』の会話内容の分析も中止を発表している。当然、Siriの認識や精度にかかわってくる問題だがAppleはそれ以上に『個人情報』については触れないというポリシーを『AppleCard』などにも反映させている。日本国内においてもApplehは『Siri』を搭載したスマートスピーカー『HomePod』を発売(2019年8月23日金)するが、先行するamazonやGoogleのスピーカーと比較すると高価(3万2800円)なところしか目につかない。

一方、AmazonのAIスピーカーなどは、音声を分析するための人材を広く募集している。筆者も応募してみて体験してみたが、スマートスピーカーに向かって会話されている内容を書き起こすという仕事は、かなり個人情報を知りたくなくても知り得てしまう可能性を感じたことがある。しかし、日本人の会話を日本人が聞かなければ正しい解釈は当然できない。amazonは世界中でこの手法でAIに分析させる前に現地で雇用を集め、音声アシスタント『Alexa』の精度を上げている。

■Googleからダックダックゴーに変える人たち

Googleは検索エンジンというサービスを無料で提供する代わりに、検索ワードや行動にあわせた広告を提供する世界最大の広告会社でもある。そして、Googleのブラウザ『Chrome』には、『ゲストモード』という閲覧記録を記録しないブラウズ方法がある。これだと自分の行動はGoogleに収集されることはない。

しかし、それでも気持ちが悪いと思う人は、一切、個人情報を収集しないという新たなコンセプトのブラウザの『duckduckgo(ダックダックゴー)』がオススメだ。個人情報に価値があるということを個人が気づきはじめた時に、新たなビジネスの勝機がありそうだ。

https://duckduckgo.com/