大ヒットドラマ「半沢直樹」の脚本家で、福岡市に移住した金沢知樹さん(48)が総合演出する舞台「しゃーSHE彼女2」が、17日から上演される。今どきの女子たちのリアルな姿を描く、女だけの舞台だ。

 タイトルに使われている「しゃーしい」とは、福岡の方言で面倒くさい、うっとうしい、うるさいというような意味。ただ、男が女に対して言う時には、多少の愛情を込めて使うこともあるし、好きな女から「もう、しゃーしかー」と言われるとかわいらしく感じることもある“魔法”のワードだ。

「しゃーSHE彼女2」の稽古風景(主催者提供)
「しゃーSHE彼女2」の稽古風景(主催者提供)

 昨年10月に初演され、好評だった舞台の第2弾。出演するのは、演技に定評のあるHKT48の豊永阿紀ら女性ばかり総勢24人。実話を基にした「女の子のリアルなおしゃべり」を題材に、オムニバス方式で展開する。

 例えば「客観視する女」という演目。せっかく「いい感じ」になっているのに、男がセックスしようとしないと悩む友人から相談された女性は「その男、おかしいよ」と疑問を投げかける。でも、実は自分も妙な癖のある男にハマっていて…といった具合だ。

金沢知樹さん(右)とcheluさん(筆者撮影)
金沢知樹さん(右)とcheluさん(筆者撮影)

 金沢さんは「女性同士だと、男からすると信じられないような会話もある。そんなリアルさにこだわりたい」と言う。プロデューサーのcheluさん(33)は「かわいい、でも時には怖いし、面倒くさい。笑えて泣ける舞台です」と話す。

 長崎県出身の金沢さんは「東京に23年間暮らして、自分の言葉が薄れていった。原点である九州に戻って、ノンフィクションを超えるフィクションを作りたい」という思いで福岡にやってきた。今回の舞台ではそんな「攻め」の姿勢を貫く。

 女性が見ると「あるある」、男性が見るとガールズトークをのぞき見しているような感覚になる舞台を目指したという。

■「しゃーSHE彼女2」

6月17~19日、福岡市美術館ミュージアムホールで8公演ある。そのうち6回は公演後、出演者による公開「女子会」が開かれる。前売り一般4500円、女子会パス付き6000円。公式サイトはこちら

「しゃーSHE彼女2」のポスター(主催者提供)
「しゃーSHE彼女2」のポスター(主催者提供)