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【アジアリーグ】「ひがし北海道クレインズ」が、ホームタウンの釧路でチーム発足式を開催!

加藤じろうフリーランススポーツアナウンサー、ライター、放送作家
日本製紙時代から続くオフの見守り活動(Courtesy:@Cranes1949)

 昨年の12月18日に「今季終了後の廃部」を発表した日本製紙クレインズ

 新たな体制の下、「ひがし北海道クレインズ」を立ち上げ、来季の「アジアリーグ」加盟を申請。

 アジアリーグからも「新規加盟内定」との承認を受け、来季へ向けた動きが加速してきたようです。

▼日本代表選手が加入!

 先月18日に配信した「日本製紙クレインズから ひがし北海道クレインズ に改め、来季のアジアリーグ加盟内定!」で紹介したとおり、新たな顔ぶれも含め14選手が、”一期生”として名を連ねましたが、その後も有力な選手との契約が発表されました。

 なかでも注目は、前東北フリーブレイズの河合卓真(たくま)(FW・30歳)と、中央大学出身の蓑島(みのしま)圭悟(DF・22歳)です。

 どちらも日本代表の中心選手としてプレーしている上、海外でのプレー歴も!

 なかでも河合は、NHLのスター候補生らとともに、北米のトップジュニアリーグの優勝チームを争う「メモリアルカップ」の檜舞台でプレーしたキャリアを持ち、フィジカルプレーに長けた選手。

 フィラデルフィア フライヤーズのキャプテンを務めるクロード・ジルー(FW・31歳)とチームメイトでした。

 さらに、U20日本代表のゴールを守った経験があり、NHLのGKにも詳しい 脇本侑也(26歳)らも加わり、チームの布陣が整いつつあるようです。

▼日本製紙クレインズ時代から続く「見守り活動」

 その一方でクレインズは、シーズンオフながら、地元での活動も続けています。

 選手たちが市内の小学校の通学路に立って、子供たちが安全に登校できるようサポートする「見守り活動」(タイトル写真)です。

 チーム名は変わっても、日本製紙クレインズ時代から続くオフシーズンのチーム活動は、ひがし北海道クレインズとなっても続いていきそうです。

▼今月9日に発足式を開催

 新しいチームの骨格が出来上がり、今月9日に、ホームアリーナの日本製紙アイスアリーナ(1階エントランスロビー)で、「ひがし北海道クレインズ発足式」を開催(13時~13時半/予定)。

 文字どおり”新生・クレインズ”の第一歩が刻まれます。

フリーランススポーツアナウンサー、ライター、放送作家

アイスホッケーをメインに、野球、バスケットボールなど、国内外のスポーツ20競技以上の実況を、20年以上にわたって務めるフリーランスアナウンサー。なかでもアイスホッケーやパラアイスホッケー(アイススレッジホッケー)では、公式大会のオフィシャルアナウンサーも担当。また、NHL全チームのホームゲームに足を運んで、取材をした経歴を誇る。ライターとしても、1998年から日本リーグ、アジアリーグの公式プログラムに寄稿するなど、アイスホッケーの魅力を伝え続ける。人呼んで、氷上の格闘技の「語りべ」 

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