アメリカのドナルド・トランプ大統領と、北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長との首脳会談の話題が、各国のメディアで報じられているのをはじめ、最近はワシントンD.C.から発信されるニュースを多く目にします。

 そんな中、昨夜(現地時間)話題の発信源となっているワシントンD.C.の中心部が、多数の人たちに埋め尽くされました!

 タイトル写真をご覧いただくと一目瞭然ですが、「アメリカの首都が、とんでもないことになっている!」という声が聞こえてきそうなほど、見渡す限りの「人!」 「 人!」 「人!!!」

 しかし、この光景は「政治」の話題ではなく、「スポーツ」の話題。

 NHLのチャンピオンを決めるスタンレーカップ ファイナル(SCF)が、ワシントンD.C.で行われたからです。

 

▼スタンレーカップがやってきた!

 ベガス ゴールデンナイツ ワシントン キャピタルズの顔合わせとなった今季のSCFは、ラスベガスでの2試合で1勝1敗と星を分けたあと、昨夜からワシントンD.C.の中心部にあるキャピタルワン アリーナに移して、第3戦と第4戦を開催。

 試合に先駆けて、NHLはスタンレーカップ(優勝トロフィー)をワシントンD.C.へ運び、国立動物園などで公開。

 実に20年ぶりとなるSCF開催へ、アメリカの首都で盛り上げを図りました。

▼地下鉄やバスに観覧車も”Go! CAPS!!”

 しかし、NHLの企ては不要だったようです。

 ワシントンD.C.を本拠地とする北米4大スポーツ(NHL、NBA、NFL、MLB)のチームでは、1991-92シーズンに、NFLのワシントン レッドスキンズがスーパーボウルを制したのに続く、26季ぶりの栄冠を後押ししようと、ワシントンD.C.地下鉄やバスも ”CAPS(キャピタルズの愛称)推し” !

 さらに遊園地の観覧車まで、SCFに合わせてチームカラーの赤いライティングを施すなど、地元チームにエールを送っています。

▼観戦チケットは高嶺の花

 プレーオフが始まってから続いている、このような盛り上げが、スポーツファンの心をヒートアップさせたのか、観戦チケットは早々に売り切れ。

 リセールスショップでは、最上段(4階席)でも、1200USドル(およそ13万円)以上の売値がつけられ、文字どおり”高嶺の花”と言えそうです。

▼ワシントンD.C.の中心部が、とんでもないことに!

 しかし、それでも地元のチームの初優勝を後押ししたい! というファンたちが、昨夜の第3戦に合わせて、キャピタルワン アリーナ周辺に殺到!

 このような事態を見込んで、行政と警察がワシントンD.C.の中心部への車の立ち入りを、全てシャットアウト

 そのため、普段は自動車でアリーナにやって来る T.J.オシー(FW・31歳/写真)や、マット・ニスカネン(DF・31歳)らの主力選手は、日頃乗ることのない地下鉄で(それも車内で見つかってしまったファンと一緒に)”通勤”したそうです。

▼14258日ぶりの白星

 電車通勤の甲斐あってか(!?)、ワシントンは 3-1 のスコアでベガスを下し、対戦成績を2勝1敗としましたが、ワシントンD.C.をホームとする4大スポーツのチームが、ファイナル(優勝を決めるシリーズ)で白星を手にしたのは、NBAのワシントン ブレッツ(現ウィザーズ)が、39年前にシアトル スーパーソニックス(当時)に勝利して以来、実に「14258日」ぶり!

 過去のSCFで1勝1敗で迎えた第3戦に勝利したチームは「7割7分8厘(21勝6敗)」の高い確率で、スタンレーカップを勝ち取っているだけに、悲願のスタンレーカップ獲得へ向け勢いづくことができるか!?

 明日の第4戦に注目が集まります。