南の海上を低気圧が通過

2月13日午後9時の気圧配置を見てみると、南の海上を低気圧が発達しながら東へ進みそうです。静岡県内もこの雨雲がかかりそうです。

2月10日と比べると・・・

降るのが雨になるのか雪になるのか、上空の温度を、大雪になった2月10日と比べてみましょう。

上空1500m付近は2月13日のほうが高いです。山でも雨になる目安の0度以上が静岡県の半分以上の地域を覆っています。南海上の低気圧が近いところを通るため、暖かい空気が静岡県にまで入ります。上空800ｍ付近も2月10日と比べると高く、2月10日と比べると2月13日のほうが雪の範囲は狭いと考えられます。

どのあたりまで雪なのか

3時間ごとの天気の変化です。2月10日に雨で降った浜松市や静岡市、三島市などは今回も雨でしょう。井川や天城山など標高の高いところは一日雪で通過しそうです。2月10日に駅周辺でも雪がたくさん積もった御殿場市は、日中の間は降るのは雨でしょう。ただ気温の下がる夜は雪に変わってしまいそうです。

御殿場はまた積もりそう

御殿場市の3時間ごとの天気と気温の変化を詳しく見てみると、午後3時ころから雪に変わり始め、夜から2月14日午前3時ころまで雪で降りそうです。

気温は1度前後です。2月10日は0度前後でどんどん積もっていきました。それより少し高いですが、0度近くまで下がることを考えると積もってもおかしくありません。上空800m付近の風が東からだと比較的暖かい風が入って積もりにくいですが、今回は北東からなのも理由の一つです。

雪の量は

予想降雪量は、2月14日午前6時までの24時間の多いところで

西部・中部・東部の山地　15センチ

伊豆の山地　　　　　　　10センチ

東部・伊豆の平地　　　　3センチ

2月10日と比べると少ないですが、それでも2月14日の朝に峠道や御殿場などは再び道路が真っ白になっている可能性があります。また、雨で降るところも注意が必要です。朝の冷え込みで路面が凍結するところが出てきそうです。特に橋の上など凍りやすいところはいつも以上に慎重な運転を心がけましょう。