♪夏も近づく八十八夜~

今日はその八十八夜です。お茶の摘み取りが行われる時期ですが、今年は少し状況が違うようです。

今年はお茶の芽の伸びが遅くなっているそうです。平年ですと4月20日ころに摘み始めるそうですが、今年はまだ摘み始めていないところもあるようです。

牧之原台地にお茶畑が広がる(筆者撮影)
牧之原台地にお茶畑が広がる(筆者撮影)

お茶の芽の伸びが遅い2つの理由

原因の一つが暖冬にあるようです。

2019年12月~2020年2月の平均気温を見てみると、平年よりも2度以上高く、ここに書かれているすべての地点で観測開始以来一番暖かい冬となりました。

冬はお茶の樹が休眠する時期ですが、暖かさでお茶の樹が休眠することができなかったようです。

冬の平均気温と平年比(気象庁HPより筆者作成))
冬の平均気温と平年比(気象庁HPより筆者作成))

さらに4月の気温も影響しているようです。過去30日間の気温を見てみると、各地とも平年より低くなりました。北風や西風が吹いたことが多く、この風に乗り冷たい空気が入ってきたことが多くなりました。

お茶の新芽は南寄りの風が吹いて気温が上がれば一気に伸びるそうですが、その風がなかなか吹くことが少なかったため、芽の伸びが遅くなっているようです。

4月の平均気温と平年比(気象庁HPより筆者作成))
4月の平均気温と平年比(気象庁HPより筆者作成))

連休は汗ばむ陽気の日も。お茶の生長が進む

ただこの先は芽の伸びが良くなります。気温が上がりそうです。

これから晴れれば25度を超えることが珍しくなくなりそうです。川根本町はあすは30度が予想されています。

予想最高気温(提供:ウェザーマップ)
予想最高気温(提供:ウェザーマップ)

最低気温も平年より高くなります。主なお茶の産地の朝の最低気温を並べましたが、内陸でも1桁の冷え込みはなさそうです。

予想最低気温(提供:ウェザーマップ)
予想最低気温(提供:ウェザーマップ)

八十八夜の別れ霜」とという言葉があって、八十八夜を超えれば霜の心配はなくなるといわれます。今年はその言葉通りとなりそうです。