1964年岩手県生まれ。中学1年から卓球を始め、高校時代に県ベスト8という微妙な戦績を残す。大学時代に卓球ネクラブームの逆風の中「これでもか」というほど卓球に打ち込む。東北大学工学部修士課程修了後、ソニー株式会社にて商品設計に従事するも、徐々に卓球への情熱が余り始め、なぜか卓球本の収集を始める。それがきっかけで2004年より専門誌『卓球王国』でコラムの執筆を開始。2018年からフリーとなり、卓球史研究、小中学生の卓球指導をしながら執筆・講演活動に勤しむ。有料対談サービス『ズームイン卓球バカ』実施中。詳細は関連リンクの公式サイト参照。著書『卓球語辞典』他
記事一覧
- 【卓球】伊藤美誠はなぜ後ろを向いてサービスを出すのか アームハイドサービスの罪深き名残りとは
卓球選手はサービスを出すときに後ろを向く独特の構えをする。それは、かつて大流行した、腕でボールを隠す「アームハイドサービス」の名残だった。
- 【卓球】奇跡の復活を遂げた金メダリスト 吉村真晴に何があったのか
昨年11月に全治8週間の怪我を負いながらも、1月の全日本卓球で6年ぶりにベスト4に入り、4月のアジア競技大会代表選考会で優勝してしまった吉村真晴。奇跡の復活劇の舞台裏に迫る。
- いつから卓球はシェークになったのか アジア競技大会日本代表 松下大星に見る進化型ペンホルダーとは
アジア競技大会日本代表の松下大星は、現在では珍しいペンホルダーの選手である。かつて卓球の主流だったペンホルダーは、いつからシェークハンドにとって変ったのか。その歴史的経緯を解き明かす。
- ”卓球ではサーブレシーブが大事”ってどういう意味? 球技にまたがる誤用を斬る!
卓球では「サーブレシーブが大事」とよく言われるが、実は卓球の「サーブレシーブ」は、バドミントンやバレーボールの「サーブレシーブ」とは異なる。同様に「レシーブ」の意味も異なる。
- 卓球王国・中国には絶対にない早田ひなだけにある「無色透明」の強みとは
先月行われた全日本卓球で、混合ダブルス、女子ダブルスの2冠に輝き、女子シングルスでも準優勝した早田ひな。今や中国もマークせざるを得ない存在となっている早田の強さの秘密に迫る。
- 全日本卓球 男子ダブルス決勝 存在感際立つ ”現代卓球の神秘” 戸上隼輔の高速チキータ
全日本卓球男子ダブルス決勝は、宇田幸矢/戸上隼輔(明治大)が初優勝に輝いたが、印象的だったのは、”現代卓球の神秘”とさえ言いたくなる戸上隼輔の高速キータだった。
- 全日本卓球 大逆転でベスト4進出を決めた高校2年の木原美悠「カットマンに勝たないと日本一になれない」
全日本卓球女子シングルスで、高校2年の木原美悠が佐藤瞳を0-3からの大逆転で下し、ベスト4入りを決めた。カギとなったのは、カットマンという佐藤の独特のプレースタイルに対する「我慢のプレー」だった。
- 中学校教員はなぜ「全日本卓球」の審判員となったのか 東日本大震災を乗り越えて
24日から行われている全日本卓球は多くのスタッフに支えられている。その中でも最も多くの人員が割かれるのが審判だ。別に本業を持つ者たちが交通費も宿泊費も自腹で全国から集まる。その一人の半生に迫る。
- 卓球ラバー ”カラー化”の思わぬ恩恵 これが卓球のラバー?
24日から開幕した全日本卓球は、これまで赤と黒に限定されていたラバーに、新たに4種類の色が使用可能となった初の大会。ユーザーからは歓迎されているが、本来と異なる目的で歓迎している卓球人がいる。
- 伊藤美誠の「逆チキータ」を徹底解説! 「ミユータ」から「ストロベリー」まで
東京五輪2020で3つのメダルを獲る大活躍をした伊藤美誠。「美誠パンチ」などキャッチ―な名前の技をもつ伊藤だが、その中でもとりわけ視聴者の好奇心を刺激する「逆チキータ」とはいかなるものか。
- 【卓球】中国をも震い上がらせた伊藤美誠の「チキータ」 知られざるその本当の威力とは
東京五輪2020の卓球で、水谷隼と組んだ混合ダブルスで金メダルを獲った伊藤美誠。その武器の一つが「チキータ」だ。他の選手とは根本的に異なる伊藤美誠独特のチキータとは。
- 【卓球】五輪でも威力を発揮した「チキータ」とは何か 卓球史上最大の技術革新
東京五輪2020の卓球競技で、各国の選手たちが「チキータ」と呼ばれる技術を駆使した。ボールに激しい前進回転をかける「チキータ」は、卓球史上最大の技術革新だった。それはどのようなものなのか。
- 世界一 ”腰の低い” 卓球選手 ウーゴ・カルデラノ パリ五輪での日本の脅威となるか
世界一”腰の低い”卓球選手は、ウーゴ・カルデラノ、世界ランキング8位だ。182センチの長身ながら、そのレシーブの構えは競技を可能とする理論上の限界値に達している。これが彼のルーティンなのだ。
- 引退の水谷隼 偉大さ示す不滅の記録 13年間にわたって見せ続けられた異常なもの
東京五輪2020卓球競技で、伊藤美誠と組んだ混合ダブルスで中国を破り金メダルを獲得した水谷隼が引退を表明した。水谷はどれほど偉大な選手だったのか。我々が見せ続けられていた異常な光景とは。
- 【卓球】男子団体銅メダルを掴み取った 水谷隼、丹羽孝希、張本智和の「本物のチームワーク」
東京五輪2020卓球男子団体で、日本は2大会連続のメダルを獲得した。その勝利を呼び込んだのは、完璧なチームワークだった。個人競技である卓球のチームワークとはどのようなものなのか。
- 最高最美の感動の具現に向かう 卓球女子団体銀メダルの日本女子
日本と中国の決勝は、女子団体戦としては史上最高レベルの試合だった。年々進化している卓球において、これは特筆すべきことではない。卓球はいかに進化してきたのか。その進化の向かう先にあるものとは。
- ボールに魔法をかける平野美宇 0.02秒のタイミング精度で振り抜くバックハンドで今夜決勝の舞台へ
卓球女子団体準決勝。平野美宇の試合で目を引いたのが、サービスを出す前に何かを語るように口が動いていたことだった。その姿はあたかも、小さなボールに向かって魔法の呪文を唱えているようだった。
- 【卓球】丹羽孝希はなぜ叫ばないのか 超速卓球を支えるもの
東京五輪2020男子団体準々決勝の日本vsスウェーデン戦。4番でエース、マティアス・ファルクを超速卓球で粉砕し、日本のベスト4進出を決めたのが丹羽孝希だ。その超速卓球を支えるのは鋼のメンタルだ。
- 卓球選手のスポーツマンシップ 女子団体準々決勝「日本vs台湾」での気高く美しい光景
卓球女子団体準々決勝、日本vs台湾が行われ、ストレートで日本が準決勝進出を決めたが、この試合で、卓球選手独特のスポーツマンシップが見られた。それは「相手のサービスミスを喜ばない」というものだ。
- 卓球男子団体戦の鍵 張本智和 安定性と破壊力の狭間で
男子シングルスで金メダルも期待されていた張本智和が4回戦でダルコ・ヨルジッチ(スロベニア)に敗れた。張本が揺れ動く安定と爆発力の狭間とは。
- 卓球女子シングルス銅メダル「伊藤美誠が見ている景色」と中国の徹底的な戦術「表ソフトを狙え!」
日本卓球史上初の女子シングルスのメダル獲得という偉業を成し遂げた伊藤美誠。しかしメダルを決めた後も笑顔は少なく嬉しさよりも悔しさの方が大きいと口にした。伊藤美誠が見ている景色とはどういうものなのか。
- 水谷&伊藤が掴み取った21%の可能性と卓球王国・中国ペアを襲った重圧
水谷/伊藤が金メダルを獲る可能性は21%しかなかった。いかにして2人はそのチャンスをものにしたのか。中国ペアを襲った重圧とは。
- 「五輪卓球 競技エリアが狭い?」中国が指摘 コート外で早くも繰り広げられる心理戦
7月21日のYahoo!ニュースで、中国卓球協会会長が「五輪卓球の競技エリアが国際規格の7×14メートルより狭い6×11メートルしかない」と指摘したという記事が配信された。その真意とは。
- 一枚の写真が物語る卓球競技の本質 回転の威力
何気ない一枚の写真が物語る卓球競技の本質。それは回転の威力だ。回転によって、ボールが跳ね返る方向はズレる。相手の打ち方から回転を判断し正確なラケットの角度を出すことが卓球選手には求められる。
- 張本智和「チョレイ!」の真実 卓球選手の掛け声の歴史とその意味
張本智和の掛け声で有名な「チョレイ」とは何なのか。卓球選手の掛け声の歴史からその由来と意味、そして掛け声の目的を解説する。